しゅー太の奇譚回想記

興味の赴くままに、風のようにふらふらと

鉄道日本一周-<北海道編>⑤ 根室・帯広

こんにちは、しゅー太です。

 

おとといのベッドはツイン、昨日はダブルと立て続けにホテルから熱い煽りを食らうところからスタートです。(部屋広いってことだから助かるんだけどね。。。)

 

旅も終盤ですが、ここから起床時間がさらに早くなる謎のタイムチャートに従って根室に向かいます。

旅行の移動は計画的に。(過去の経験を活かせない先人の言葉)

 

[5日目:7月24日(水)]

朝4:30に起床。

なぜなら、5:35発の列車で根室に向けて出発するため。

それを逃すと次が8:18発の列車となり、大幅なロスとなってしまうからです。

今日の予定では札幌まで行くことになっていて、明日もそこそこ出発時間が早い。

遅くなると22時を過ぎての到着となり、体に無理を強いることになるので、この時間となりました。

 

朝ごはんにコンビニで買ったパンと昨日いただいたバナナを食べて、チェックアウト後駅へ。そのまま釧路駅から根室へ出発する。

流石に朝早かったので、途中途中で寝てしまい、あっという間で根室に到着。

(地方では列車が来る間隔が広いから朝早くから学生さんたちが沢山乗車してくる。

毎回そういうのを見るたびに自分は甘えてるなぁと思ったり。)

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根室は昆布が名産。由来はそこだと思われるが、そのまんま過ぎる。

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最東端の駅、東根室駅。本当は帰りに根室から歩いてここに来ようと思っていたが、時間がなかったため断念。

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到着。

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根室駅自体は、よくある地方の駅といった感じ。

町も大きく発展はしていない。個人的な感想だが、道東の発展具合は、釧路>網走>根室なのだが、網走には衰退感?のようなものがあるため、熟考すると「まだ根室の方がマシなのか?」と思ってしまう。

ちなみに、今日の根室の気温は22℃。

こっちでは22℃を超えたら暑くてたまらないらしい。

すごいな。

 

さて、根室に来た目的は納沙布岬だ。

根室のバスも先に乗車券を購入するタイプのようなので、駅近くにある根室交通が運営しているターミナル直結のセンターへ。

 

下調べした段階では、路線バスで行く予定だったが、どうやら納沙布岬まで行きながら他にもいくつかスポットを巡る観光バスがある模様。(通称:のさっぷ号)

nemurokotsu.com

のさっぷ号の詳細→http://nemurokotsu.com/pdf/top_topi/nosappu.pdf

 

見てもらえればわかるが、夏季のみの運行のようで、さらに出発時間が早いのでご利用の方は注意してください。

 

ちなみにほぼ同時刻に出発する路線バスと比較すると、往復で観光バスの方が100円程度安く、10分ほど遅いといった感じ。(これ利用したので東根室までは歩けなかった。)

 

受付でチケットを買って、ちょっとあがり症気味のガイドのお姉さん先導のもとのさっぷ号は出発。(受付は女の子だったんだけど、新卒?くらい若くてびっくりした。あんまり地方だとすごく若い人が働いているのはあまり見ない気がする。)

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いざ乗車

利用したのは、Aコース「のさっぷ岬コース」

Bコース巡れるほど時間取ってなかった・・・( ^ω^)

 

まず向かったのは、明治公園

ここにはサイロ(米や小麦といった農産物や家畜の飼料を保存しておく倉庫。)が三機建てられている。これらは近代化産業遺産として平成19年に登録されている。

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レンガ仕立てでおしゃれ

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そこそこ高い

 そのあとは納沙布岬へ。

途中、野生のタンチョウのつがいを見つける。旭山動物園でもタンチョウは見たが、野生というだけでやはりテンションは上がる。

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画質が悪くてすまない・・・

ガイドのお姉さんの楽しい町の解説を聞いていると、いつの間にか納沙布岬に到着。

ここでは1時間の自由時間となるため、あたりを散策しました。

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最東端!ここでも天気が悪いのは一周回って笑えてくる。

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謎の建造物。架け橋をイメージしてるとか。北方領土との。

今回あえて映してませんが、いたるところに「北方領土を返せ!」と書いてある看板等が散見され非常に景観に悪い仕様になっています。訪れる際は留意していただければ。

個人的にはすごく気分が悪かった。言いたいことは理解しているが過剰気味。

そこはかとなく頭の悪さが露見しているような、そんな感じ。わかるかな・・・?

 

記念館(無料)を見学した後は、歩いて10分ほどの距離に灯台があるらしく、そちらへ向かうことに。

海を眺めながら歩いてると前方に人だかりが。どうやら少し遠くの海の方を見ている。

視線を辿ってみると何やら黒い影が。。。

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なんだろう。まさか人?

倍率の足りないカメラで追っているとその影は段々近づいてくる。

その正体は、

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ラッコ!?!!!???!?!?!!?!?!?!

”野生”とつくだけでやはりテンションが上がる。この後ずっとラッコの写真撮ってた。

(100枚くらい撮ったし、なんなら貴重な時間を30分くらい使った。)

写真撮りながら一緒にいたライダーのおっちゃんとおしゃべり。

カメラの倍率が足りないだの、ラッコはそこそこ現れることやお互いどこから来たのかなど取り留めのない話をした。(こういうのが旅の魅力の1つだし楽しいよね。)

前日は知床の方でイルカの群れが出たらしい。流石大自然の代表北海道。

あと根室って夏の時期でも、朝夜は冷えるからストーブ焚くことがあることも教えてもらった。

ますます日本かここ?やっぱ自分で訪れないと知らないだろうことが沢山あるなぁ。

そんなこんなで粘っていると、

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上陸している瞬間をキャッチ!

陸に上がったのはものの数秒だったので、運よく写真に収めることに成功しました。

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灯台はもはやおまけ。こじんまりスポット。

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たくさんのカエルの石像。ゲームだとイベントが起きそう。

そうしているうちに1時間経ってしまったので、お互いの安全と幸運を祈りながら、おっちゃんとお別れ。ありがとうおっちゃん。楽しかった!

 

この後バスは、

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こんな場所や(居るらしいポニーには会えず)

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こんな場所(ダイジェストですまんな)

を訪れて根室駅へ戻っときました。

金刀比羅神社では、お祭りで使う神輿やその時の様子が写された映像などを見ました。

地方に来るたび、町ぐるみでやる祭りの様子を見ては「いいなぁ。」ってなる。

僕が生まれ育った場所ではそういった行事は一切なかったので、一度でいいから子供のころにそういうのに参加してみたかった。

 

さて、ここから釧路駅での乗り換えを経由して、帯広へ向かいます。

 

11:03に根室を出て、13:18に釧路へ戻る。その後、13:49発の列車で帯広へ。

途中「鹿が線路に飛び出す可能性があるから急ブレーキ使うかもしれん。ごめんね。」的な車内アナウンスがあったときは、少しびっくりした。音で察して逃げてくれ鹿。

 

そしてようやく、帯広に到着。

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流石に札幌に近づくほど都会感が増す。

ここでの目的は豚丼を食すこと。

訪れたのは、豚丼のぱんちょうさん。

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 豚丼のメニューには肉の枚数によって変わる、松・竹・梅・華がある。

僕はまた貧乏性に負け、上から二番目の梅を注文。

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すきまからチラ見するお肉…|д゚)

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たまんねぇぜ

「せっかくだし、帯広寄ってなんかグルメ食うか」的な適当なノリで来たのですが、来てよかった。お肉がジューシーでおいしくて、タレが食欲をさらにそそる。

あっという間に完食。美味でした。みなさんも帯広に来た際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

 

ご飯の後は、会社や家族などへのお土産を買いながら列車の時間を待つ。

そして17:47発の列車で札幌へと出発。

帯広から札幌までは特急がでているので、久しぶりに指定席を利用します。

これで4回目。

このまま札幌へ一直線、

 

にしようかと思ったのだが、「明日は函館方面へ抜けるから、札幌に寄らずある程度進んだ方が楽なのでは?」と列車の中で思案し、急遽チャート変更。

札幌には寄らず、南千歳を経由し苫小牧を目指すことに。

調べるたところ乗車時間は1時間延びるが、明日の起床時間が1時間遅くできるはず。

まぁ、札幌は以前来たことがあるので今回はスルーで。

 

この選択が後に災いしか呼ばないことをこの時はまだ知らなかったのである・・・

 

そんなこんなで苫小牧に到着。だが、

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めちゃくちゃ霧が濃い

写真だとあんまり伝わらないかもしれないが、歩いていると本当に視界が真っ白。

霧が濃すぎて服がびちゃびちゃ。。。

 

そして本日は節約のためネカフェに泊る予定、しかし、、、

めちゃくちゃ遠いんだが。

予想してたよりはるかに遠い。30分くらい歩かされた。

いやこれはもう、ちゃんと調べなかったのが100%悪い。

 

ネカフェにつく頃には既にクタクタ。

シャワーは明日の朝浴びよう・・・。

そんなことを思いながら、横になるしゅー太でしたとさ。

 

今回はここまで。

いよいよ、次回で北海道編は最後。

北海道の南、木古内を観光します。

 

ではでは、⑥へ続く。