しゅー太の奇譚回想記

興味の赴くままに、風のようにふらふらと

鉄道日本一周-<四国+α編>④ 愛媛(宇和島・松山)

こんにちは。

最近恋愛や食事に興味がちょっと出てきて、少し人間らしくなったしゅー太です。

 

今回は愛媛まで進みます。

 

[4日目:5月2日(木)]

本来は今日の午前中に高知城を見に行こうと思っていたが、昨日見学してしまったので、今日は早めに高知を出発し進めるところまで進むことに。

前日とは打って変わっての快晴。気持ちのいい移動時間になりそうだ。

ひとまず窪川まで向かう。

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思ってたより栄えていた感動をありがとう(一言余計)

そして窪川に9:30前に到着。

さてここから宇和島へと舵を切ります。

結構ギリギリまで四万十川をサイクリングしながら観光するか悩んだけど、いろいろ加味した結果、今行っても満足しないだろうということで見送ることに。北海道もそうだけど、やっぱり自走手段持ってきたいよね。

 

さて乗り換え、とホームを歩いていると乗車する列車が見えてき、た・・・?

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0系⁉0系じゃないか!

かわいい(断言)

こちらはJR四国の観光列車「ホビートレイン

一両編成の列車で一日2~3往復しか運行していないレアな車両です。予定を前倒したおかげで運良く乗れました。(存在は認知していましたが、出発前に調べた際に「時間的に無理だなこりゃ」と断念したので頭の中からすっかり抜けていたので思わぬサプライズとなりました。)

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鉄道模型がずらり。子供がとても喜びそう。

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中にはポストも。記念に出すのも面白いかもしれない。どこの地区から出た扱いになるのかは気になる。

中の様子はこんな感じ。ホビーとつくように、鉄道模型が展示されている。まさに「列車とともに旅をする」といった様である。

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途中、駅にて停車し休憩トイレ休憩の時間に。絵になる。

このホビートレインは観光列車のため全ての駅に停車するわけではないようなので注意されたい。

また窪川宇和島間は一部第三セクターである土佐くろしお鉄道になるため、利用される場合は念のため料金について調べておくこともおすすめする。まぁ、大抵フリーきっぷの場合は、そこも考慮されているから問題ないはずだが・・・。

 

さて、道中一人旅をしていたと思われる乗客が急に痙攣して倒れたかと思ったら、たまたま居合わせた医療従事者と思われるご夫婦が介抱にあたり、救急車を待つために急遽近くの駅で停車。一方意識を取り戻した乗客は記憶が混乱して自分の名前すら言えない状態で興奮状態だったが、お医者さんのおかげで落ち着きを取り戻し、病院に搬送宇和島に到着した際、駅員から感謝の言葉とともにご夫婦の(おそらく)お子さんにプレゼントを渡す

 

という、もっと細かく描写すればそれだけで一本の記事が書けそうなトラブルに遭遇しつつも終点宇和島駅に到着。実際、あのご夫婦がいなかったら車内は大きな混乱に見舞われていただろうから本当に感謝しかないし、あの一両しかない列車で偶然乗り合わせるという奇跡。「こんなドラマみたいなことがあるんだなぁ」と場違いながらそんな感想を抱いていた。(倒れた人もあのあと何もないとよいのだけれど・・・)

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宇和島駅。南国を彷彿とさせる駅前。宮崎駅に近いかな。

そんなこんなで、この旅一番印象に残った出来事に遭遇したあと目指すは宇和島城

 バスで5~10分くらいだったので、歩いてもそんなに時間はかからないと思われる。ただ、暑かったのでここは躊躇なく文明の利器に頼る。

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登校日の有無で運行が変わるのは初めて見たけど、よく考えれば地方だと合理的か。

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宇和島城門前

 バス停から徒歩1分くらい。少しこじまんりしているから一瞬「これ・・・?」と疑心暗鬼になる。

ここから天守に向かっていく。途中スロープで向かう道と階段を使用する分かれ道があったが、スロープだと遠回りになるようだったので、階段を選択。まぁ、足腰悪いわけじゃないからね。道中の階段は足元悪い+昔の石段のままなので均等ではないため訪れる際は無理のない方を選んでください。

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見ての通りの感じ。

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こういう雰囲気の道を歩くの好きだから嬉しい。

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ここまで来ればあと少し。

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天守に到着!

こじんまりした天守で、雰囲気としては彦根城を彷彿とさせる感じでした。

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恒例の天守からの風景。毎回そこまで変わるとは思っていないのに何故か登ったら撮ってしまうのは私だけ?

大体一時間くらいで見終わり、下山し駅へと戻る。時間もあるので歩いて向かう。

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駅近くからまっすぐに伸びている商店街

地方特有・・・ではなくなりつつあるシャッター街。別日にもしかしたら開いているのだろうか・・・。わかってはいても、やはり物寂しいものがある。そういえば福井の敦賀もこんな感じだったな。。。

 

 駅近くのコンビニで弁当を買って列車が来るまでの待ち時間でお昼ご飯。

 

13:59発の特急に乗って出発。次なる目的地は松山。ここには松山城道後温泉がある。

 

列車に揺られること約1時間半、松山に到着。

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松山駅

街中には路面電車伊予鉄)が通っており、松山城道後温泉へもそれでアクセスできる。

また大街道という大きな商店街が途中にまたがっており、観光地としてはまとまりのある場所となっている。(主観だが京都の規模をとても小さくした感じだと思う。)

ひとまず、松山駅から松山城へと向かう。

松山城は山頂にあり、登頂には2種類の方法が存在する。一つは原始的な方法である「徒歩」。急勾配な坂を上ることになるうえ、成人男性でも30分はかかると思います。もう一つは「ロープウェイorリフト」。料金は松山城の観覧券とリフトの往復券がセットになったものが大人一枚1020円で販売されていました。

2019年の10月からは増税の影響で1040円となっています。

 

乗っていけるのは山頂の手前までになりますが、そこまでロープウェイで片道3分、リフトなら6分で運んでもらえるので、余程の事情がない限りこちらを選択することになります。ちなみにリフトは一人乗りです。

 

さて、大街道駅で下車し、ロープウェイ乗り場まで来たら切符の券売機前で何やらアナウンスをしている模様。

 

職員「現在こちら30分待ちとなっております!

 

嘘やん。

詳しく話を聞いてみると、乗るために待ってもいいが、30分後に出ると天守の最終入場時間である16:30(2月~7月は17時営業終了)に間に合わないとのこと。

 

というわけで、余程の事情にぶちあたってしまったので、歩いて山頂を目指す。

ちなみに歩いて向かう場合は、ロープウェイ乗り場となる建物を正面にして右手に行くとお寺への入り口のような階段が現れるので、そこから進むことになる。

 

それにしてもほんとに坂が急でかなりきつかった。時間に追われていることもあって結構急ぎ足で登ったことも災いして、上に着くころにはくたくただった。かかった時間は20分くらいだったから体力自慢は歩いてどうぞ。

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石垣きれい

やっと登り切った僕を待っていたのは、

 

職員「入城まで30分待ちとなります!

 

は?

下で煽られた結果がこれですか。

現在時刻16時過ぎ。結構ぎりぎり。とりあえず急いで買って入城列へと並ぶ。

お城、そんなに並んで入りたいの君ら?(ブーメラン)

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お城でこんなに並んだの初めてだわ

見ての通り列ができていた場所は屋根もなかったので、なけなしのポカリを飲みながら入城の時を待つ。

 

そして16時半手前でなんとか入城を果たす。俺は勝ったぞぉぉおお!

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ようやくの入城

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こういう木材の質感を持つお城好き

 

そうして30分くらいで見終わり、再び歩いて下まで降りる。

待ってた時間の方が長いのはどこも一緒だから、と謎の言い訳を残しながら道後温泉を目指す。

 

その前に愛媛に来たら買いたかったものを購入。

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これ!

田那部青果さんのちゅうちゅうゼリーです。

田那部青果 / ちゅうちゅうゼリーラインナップ

 

ずっと前にどこかで紹介されていたのを見てからずっと機会があれば食してみたいと思っていました。

店頭には何種類ものゼリーが並んでおり、どれにしようか悩んでしまいました。

お店の人にアドバイスをもらいながら、スッキリかつ旬ものだということで、上記のゼリーを購入。

味は望んだ味そのままで、かつ濃厚。ゼリーもぎゅっとつまっていて大変美味でした。

 

さて味を堪能しながら再び伊予鉄に揺られて道後温泉駅に到着。

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駅から出たところの正面

画面奥に向かって少し歩くとお土産屋さんなどが立ち並ぶ通りがあるのでそこを左折し、通り沿いに進んでいく。

そして、10分しないくらいで道後温泉前に出ます。

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日にも当たっていい感じ

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鳳凰

沢山汗もかいたしさっぱりするかぁ、と思っていると入口から伸びる嫌な列が・・・。

職員の方が看板を持っていたので近づいてみると、

 

職員さん現在90分待ちです!

 

ディ〇ニーランドじゃねぇんだよ!!

どうやら現在補修工事中で、収容数が1/3まで落ちている模様。おおよそ100人くらいしか入れることができないらしい。

ちゃんと調べればよかった・・・。

 

流石にお風呂に入るのに90分並ぶメンタルは持ち合わせていないので撤退。ちゃんと改修が終わった後にまた来ることにして松山駅まで戻る。

並んでるやつらは相当な暇人か、物好きだな。

ちなみに補修工事は2019年1月から7年かけて行われるそうです。長い!

つまり次に愛媛に行くのは少なくとも7年後だな(

 

ちなみに道後温泉は別館などを合わせれば他に2つ入れる場所があり、そちらは普段通り楽しむことができます。

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帰りはこの子に乗って松山駅

なんかもう本格的に列車に乗ることを目的とした旅になりつつあるな。

目的と手段が逆転している。。。

 

ここに来た目的がさきに上げた二つだけな以上、もうここに用はない。

(一応ここで家族や会社用にお土産などは買った。3色団子とか。僕も食べたけどおいしかった。)

 

さて今日の観光はここまでだけど、進めるところまでは進みましょう。

明日は今治城を見るところから。なので、今治駅を目指す。今日の宿泊先はネカフェ。

予め電話して予約ができるらしいので電話はしておく。

 

19時半過ぎに松山駅を出発しておよそ1時間で今治駅に到着。

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駅は明るい。駅はね。

予約したネカフェまでは少し距離があり、歩くと時間までには到着しない感じ。「遅れるなら電話して、でないと予約取り消すから」と言われていたので素直に電話。しかし、何度かけても出る気配がない。

 

それにしても駅から歩いているが何もないな。建物自体はあるが、遊べる場所というかたまに飲食店があるくらい。

北に向かってしばらく歩くと、かなり明るい場所に出た。駅から少し離れたが、この辺りが中心っぽい。居酒屋の数も違う。

 

その近くに比較的真新しい建物があり、どうやらカラオケやダーツなどの複合施設のようだ。

外に料金表が出されていたので見てみるとネカフェも兼ねているらしい。予約していたネカフェまではだいぶ距離もあるし電話も出ないしもうここにしようとと思いチェックイン。

 

しかし中に入って驚いた。学生と思われる子たちの数が尋常じゃない。疲れていたが、寝ずにそこそこ遅くまで起きていたのだが、いつまでたっても静かになる気配がない。

おそらく他に遊べる場所が少ないのだろう。自然ここに集まってくるのだと思われる。GWだし沢山遊びたいよね。

ちなみにここ。

banbees.jp

 

もしここで一晩明かす場合は耳栓などあるとよかとと思います。

 

いろいろ見た気がするけど実はそんなことないんじゃないかと思われる一日を振り返り本日は終了となります。

 

明日は今治城を見た後は広島まで進みます。