しゅー太の奇譚回想記

興味の赴くままに、風のようにふらふらと

鉄道日本一周-<北陸編>② 福井(永平寺)

こんにちは、しゅー太です。

 

ブログ熱が戻り始めてから仕事と勉強が手に着かないので、

ひと段落つけないとまずそうな気配がプンプンします・・・。

 

前回は朝一で氣比神宮を訪れたところまで書きました。

敦賀駅を出発して福井駅へ向かう所からスタートです。

 

[1日目:2018年7月28日(土)]

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初手から全力の挨拶が僕を迎える

「なんだこいつは・・・」

敦賀駅のホームの椅子に我が物顔で腰を掛けている恐竜?の像に思わず声が出てしまいました。

白衣を着て化石を見せつけてくるこいつの名前は「恐竜博士」と言うらしいです。

2015年に敦賀駅の他に芦原温泉駅福井駅といったJRの駅に設置されたとのこと。

ちなみに恐竜博士が座っているこの椅子は「ダイノベンチ」という名称がついていました。どうでもいいね!

 

何故、このようなものが設置されているのかと言うと福井県は恐竜と大変関係のある県だからという他にありません。

その歴史は1982年に中世代白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)前期のワニ類の全身骨格化石が見つかったことから始まります。要するに恐竜が生きていたと考えられる時代の地層から化石が見つかったということですね。

その後、福井県は約30年以上に渡って化石調査を続け、その間に6体もの新種の恐竜が発見されています。(勿論その恐竜たちには福井県の地名が入っています。)

凄いですね!

またそれまでの化石調査の実績から、国内最大級の地質・古生物学博物館として、福井県立恐竜博物館が2000年に設立されました。

 

福井県としてはその恐竜を全面に押し出して観光地アピールをしているという訳ですね。適当な紹介をしてごめんね。でも中々威圧感あって隣に座る気にはなれなかったよ。

まぁ、今回は恐竜博物館には寄らないんですけどね。

最後まで迷ったのですが、この時恐竜あんまり興味なかったのが如実に表れていますね。沢山解説したし、次福井訪れたときは必ず行くから許して・・・。

 恐竜博士にはここでも会えるので、訪れる人は駅での別れを悲しまなくて大丈夫ですよ!

ひとまず恐竜博士とはオサラバして、福井駅へ向かいます。

時間は大体1時間ほどで到着します。

ちなみに、この当時敦賀駅福井駅にはまだ改札がありませんでした。

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ロールアウト直前の改札が今か今かと始動の時を待っています。

2018年9月になり両駅で使用され始め、ようやくJR西日本管轄の中で最後の自動改札機のない県を脱出することとなりました。ちなみに合わせてICカードICOCAも使用できるようになり敦賀福井駅の他に17駅で使えるようになったとのことです。

とりあえず主要駅ではICOCAが使えるようなので、これ一枚でも移動できるようになったなり一安心できるといったところでしょうか。

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福井駅。壁には恐竜が。

写真には写っていませんが、駅前には巨大な動く恐竜のオブジェが配置されています。

ここまで恐竜が侵食しているプッシュされている県は他にないんじゃないですかね。

まさに恐竜の国って感じです。

 

さて、福井駅まで来たわけですが、ここは経由地点にすぎません。

次の目的地、永平寺へと向かいます。

 

移動方法は鉄道ではなくバスを使用します。

補足しておくと、永平寺までは「えちぜん鉄道」というローカル線が福井県にはあり、こちらを使用し、永平寺口駅という駅まで移動した後、バスで永平寺まで向かう方法があります。

www.echizen-tetudo.co.jp

ただ、今回はバスを使用した方がすぐに出発でき、早く着くことができるので、バスを選択しました。バスは「永平寺ライナー」という30分ほどで向かうことのできる便利なバスを使用しました。(下記リンクから時刻表へ飛ぶことができます)

bus.keifuku.co.jp

このバスに乗るためには乗車前に乗車券を「バスチケットセンター(リンク貼ってます)」で購入する必要があるので、その点だけ注意してください。

ちなみにバスはリムジンバスったので、「あれ?普通のバスじゃなくてこれでいいの?ほんと?」と何も知らなければ少し不安になるかもしれないですね。僕はなりました。

乗車券を買ったらバスへと向かいます。(バス乗り場もチケットセンターも東口にあります。)

チケットセンターの場所がわからなければ、西口を出てすぐにある観光案内所を訪れるといいでしょう。バスの時刻表など必要なものはここで調達することができます。

 

10時半ごろ永平寺門バス停に到着。

バス停から永平寺までは5分位歩くことになります。

ちなみにここの凄いところは、永平寺に行くまでの道が商店街(まぁお土産とか売ってるところ)になっているんですが、なんとwi-fiが通っているんですよね。(ただ永平寺の中にはないんですが。。。)

こういった地方の方が快適さの面で発達してるんですよね。

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永平寺曹洞宗鎌倉時代に成立した仏教)の大本山で、曹洞宗の開祖でもある道元がこの寺院を1244年に開きました。曹洞宗とはざっくりふんわり解説すると「ひたすら座禅を組めば悟りを開ける(只管打坐)」を特徴とした仏教です。

ご本尊は釈迦如来弥勒仏・阿弥陀如来です。

元々道元は「天台の教えだと、人は生まれながらに本来悟っているはずなのに、厳しい修行をしなければ悟りが得られないのはおかしい」という考えの持ち主でした。

答えを見つけるために臨済宗栄西の弟子に師事しましたが、答えは見つけられず本場である中国へ渡り、仏法を学びました。そして帰国後少しごたごたがあった後、永平寺を開くに至りました。

 

ちなみに永平寺と並ぶ曹洞宗大本山が神奈川県の横浜市にあるので、「時間も金もない上に遠すぎて福井まで行けねぇよ」と言うそこのあなた。こちらがおすすめです。

總持寺(そうじじ)

大本山=中心寺院なので一つとは限りません。興味があれば「本末制度」で調べてみてください。江戸時代に成立した制度です。

 

以下、こんな感じの雰囲気の場所です的な紹介。

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永平寺の建物までの道

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さぁ行きましょう

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天井のマス(?)ひとつひとつに花の絵柄があります。

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道元を祀っている御廟

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山門の下から

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山門に祀られている守護神である四天王。南方増長天(左)と西方広目天(右)

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反対側。北方多聞天(左)と東方持国天(右)

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こんな感じで永平寺を見回ってきました。いやー楽しかったです。
永平寺は見どころも多く、広い敷地を歩くことになるので、

余裕をもって拝観に1~2時間くらいは見ておいた方がいいと思います。

観光時期は夏でしたが山の中だったので、そこまで暑くなかったです。

 

余談ですが、永平寺の一部はまるで旅館かと思うような場所があるので、

実際に目の当たりにするとギャップに驚くかもしれません。

まさかエレベータがついてたり真っ赤なカーペットが引かれてるとは思わんやん・・・。

 

そんなこんなで1時間ほど滞在して、次の観光のため移動します。

ひとまずバスを利用して、えちぜん鉄道の駅である永平寺口駅へ出ます。

このままえちぜん鉄道を使用して勝山という場所へ向かうところから次回は始めて行きたいと思います。

 

 

意図してないのになぜか観光地ごとの記事になってる。

なんか完結する気がしねぇ・・・。