しゅー太の奇譚回想記

興味の赴くままに、風のようにふらふらと

鉄道日本一周-<北陸編>⑥ 福井(一乗谷)、そして富山へ

こんにちは、10万円給付金の申請書が届かないしゅー太です。

任天堂switchでゼノブレイドやってるけど、面白いっすね。

昔やりたくてもできなかったので、今できて素直に嬉しいです。

switchがリングフィットアドベンチャー専用運動器具にならなくて良かった。

 

今回の記事前半分が一乗谷後半戦。

あとは富山へ移動するところ。

 

[2日目:2018年7月29日(日)AM 10:50]

朝倉氏遺跡を後にしてシャトルバスで向かったのは、朝倉資料館。

asakura-museum.pref.fukui.lg.jp

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こちらでは、発掘調査などで出土した国指定重要文化財を含む約500点もの出土資料が展示されています。とは言え、割とこじんまりとしているため、見て回るのに時間がかかるということはありません。30分あれば、ざっと見終わることができます。

以下、展示内容の例。

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以前話に出した朝倉駒の一つ。

朝倉駒とはここ一乗谷で出土した古いタイプの将棋の駒で、この『酔象』は「後ろ以外の全方向に1マス」に動くことができ、裏面に書かれている『太子』に成ると「全方向に1マス」動くことができます。マジ万能。

この『酔象』は読んで字の如く「酔っぱらった象」という意味または「発情して凶暴化したオスの象」と言う意味だそうです。仏教では凶悪な心のたとえに用いられる語とのことらしいですが、将棋に採用された理由も不明らしい。

この『酔象』を採用してここ福井で指された将棋を「朝倉象棋(小将棋の派生)」と呼びます。

※小将棋=今よく知られている将棋に『酔象』の駒を加え、取った相手の駒を持ち駒としない将棋

※朝倉象棋=再使用できない駒を『王将』と『酔象』に限定したもの。

 

他には・・・

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※行火=こたつ

こんなのとかあります。

あとは、日用品や当時この辺りに数多くあった

寺院の宗教品なども多く出土されています。

周るのに時間はかかりませんが、見どころは沢山あるので、時間があればぜひ寄ってみてください。

 

 30分くらいで見終わったので、シャトルバスのタイミングもいいことから、

一乗谷あさくら水の駅」へ向かってみることにしました。

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画像は「道の駅 公式ホームページ」様より。正面写真撮り忘れた。

ここは、2010年に農業体験施設として始まり、2015年に「道の駅」としてリニューアルされました。

ここは5月頃のシーズンになるとホタルが見られるそうですよ。

確かに近くにきれいな川があり、雰囲気も合わさってホタルが似合う場所でした。

 

シャトルバスの運ちゃんから「買い物してすぐ戻ってくるなら待ってるけどどうする?」と聞かれましたが、少しダラダラするつもりだったので、お気持ちだけいただいて辞退しました。

・・・買い物して戻ってくるまで待つことができるということは、やっぱり普段からあんまり人が乗らないんだろうか。。。 

 

 とりあえず中に入っていろいろ物色。

こういう所って大抵ご当地サイダーみたいな飲み物があるからそれを探してみる。

すると・・・。

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あったよご当地飲料!

でかした!

その名も「一乗谷ジンジャーエール」!

地元で採れた生姜を使用しているジンジャエールとのこと。

暑かったので、休憩も兼ねて迷わず購入。

 

外に屋根付きベンチがあったので、そちらに移動してさっそく開封

小気味良い音と共にキャップが外れる。

それでは、いざ実飲。

 

おぉ!甘くない!

コンビニなんかで市販されているジンジャエールは「THE・ジュース」と言った感じで甘さバリバリですが、これはガチもんのジンジャエールでした。

ほのかな辛さを感じさせながらも飲みやすいお味。

これはおいしい。

味わうようにゆっくり飲んだつもりでしたが、あっという間に飲み干してしまいました。

甘いのは苦手という訳ではありませんが、控えめな方が好みなので、個人的には大変嬉しかったです。

これを飲めただけでも一乗谷に来た甲斐があったというもの。

ごちそうさまでした。

 

飲み終わった後も暫く涼む。

帰りの時間まではもう少し時間があるのでゆっくりしてました。

 

20分しないくらい休んだら、駅に向けて歩いて向かいます。

途中適当に写真を。

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休憩してた場所から。高い建物がないので空が何処までも広い。

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反対側も

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道の駅近くの水門。形が土地柄を意識していていいですね。景色と合わさって良き。

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ゆったり散策するなら好きな場所かもしれない。

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ミニチュアモードでの撮影。面白くて、しばらくこれで遊んでました。

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ほんとにおもちゃで撮っているみたいだ。

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とかしながら、時間を潰して電車が来るまで有意義に過ごす。

一乗谷の感想というか印象は「みんながイメージするまんまの田舎」「夏休みに帰ってきたい」って感じでした。

辺り一面9割緑でなんもないですが、時間がゆったり流れているというか、他に言い表しようがないほど長閑な場所でした。

日本には他にも似たような場所はまだまだあるだろうから、ぜひそういう所もめぐっていきたいという所感。

 

その後、12:00過ぎの列車に乗り20分ほどで福井駅へ帰還。

次の移動に入るとお昼を取るタイミングを逃しそうなので、ここらでご飯の時間。

お昼時だから混んでないところへ。

和食しゃぶしゃぶ おめでたい | フロアマップ | 「ハピリン」

まぁよくあるお食事処。

中々に暑かったのと、さっぱりしたい気分でもあったのでおそばを注文。

注文したのは、福井名物の越前そば。

強力粉を繋ぎとした蕎麦に大根おろしを乗せて出汁をかけたり(ぶっかけ)、大根おろしに出汁を加えてつけツユにして食べる(つけそば)など、大根おろしを利用することから、「おろしそば」とも呼ばれる。(Wikipedia参照)

とりあえず、”名物と言われているものなら旅先の飯としては無難でしょ”感の出るチョイスに安直さがにじみ出ている。

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量が少ないよ量がぁ

これでなんとお値段約900円!!!

まぁ、商業施設に入っている飯屋の値段としては適正だとは思うけど、これなら同じ建物に入っているバーガーキングで同じ値段出した方が、満足できたなとは思う。

お味の方は、まぁ普通にうまい。特につゆとおろしと鰹節が好きですね。

加えて言えばそばを不味くする方が難しいんですけどね。

やっぱり全体的にそばの量がもう少しあれば普通に満足だったんですけどね。残念。

 

さて、ささっとご飯を食べた後は、福井を脱出して北へ向かいます。

 ひとまずの目的地は金沢ですが、今回は観光はしません。

もう金沢単品で2,3回旅行に来ているので、ここに時間を割くくらいなら他に回そうという魂胆です。まぁ、乗り換えのために一度下車はしますが。

 

まだ1日しか使用していない18きっぷをなくしかけるというトラブルに対して無駄に体力を消費しつつ、北陸本線を使って北上します。

福井駅から金沢までは1時間30分かからないくらいなので、関東圏なら横浜駅から舞浜駅に向かうくらいの時間ですかね。

恐竜博物館などお残しもあるので、いつかまた来るよ、福井。

 

そして、道中は特に何もなく金沢へ到着。

乗り継ぎまで少しあるので、写真を撮ってました。

金沢駅を有名にしているこの鼓門もあり、金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の一つに数えられています。

何度見てもいいですね。

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鼓門(つづみもん)

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金沢駅ー。

雨や雪の日はほんとにこの屋根の部分があるから濡れなくて便利。

今回は晴れの日だったけど、個人的に晴れの日に金沢に来るのは珍しいので、少しテンションがあがりました。

 

15:00くらいになったので、乗り継ぎ先へと向かう。

ここから利用するのは、IRいしかわ鉄道です。

www.ishikawa-railway.jp

これに乗って富山まで向かう・・・途中の高岡で下車します。

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(列車の乗り場は・・・)ここかぁ?

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青色の列車。日本海をイメージさせますね。

はい、第三セクターの鉄道です。JRではありません。

つまりここからしばらく18きっぷが使用できなくなります。

大体新潟に入るくらいまで。

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いやほんと許されねぇからな???

 

まぁ北陸新幹線の開業の都合とかもあるから仕方ないんだろうけど、

金が必要以上に飛んでいく・・・。

フリーきっぷもあったけど土日祝日限定というピンポイントにいじめてくる仕様。今日が日曜だからぎりぎり使えるけど、元は取れないので諦め。

 

気を取り直して、目的地について。

目的地である高岡には2つの観光地があります。

一つは、瑞龍寺。伽藍配置の曹洞宗の寺院で国宝です。

もう一つは、高岡大仏。奈良・鎌倉の大仏に連なる日本3大仏の一つです。

 

どちらも有名どころで、押さえておきたい観光名所。

しかしながら、ここまで予定を事前に組んだチャート通りに進めてこなかったため、時間的にどちらか片方しか行けない事態が発生。もう裏目もいいところ。

高岡に1泊して、次の日も使うというのも考えましたが、この先で行きたいところに到着できるタイミングなんかを加味しながらルートを再構築したところ、残念ながらそれはできないという判断となりました。

 

地方の鉄道旅は列車の接続とその間にいかに観光をこなすかが肝となるので、この辺りを考えるのが楽しくもあるが、難しいところですね。 

 

金沢駅から高岡駅まで40分位ですが、ルート算出に時間をかけてしまったので、到着まではあと少し。

さて、どちらを選ぶにしても、もう時間がない。

しゅー太の決断はいかに。

 

というところで、今回はここまで。

次回はこの続きから。