しゅー太の奇譚回想記

興味の赴くままに、風のようにふらふらと

鉄道日本一周-<九州編>③ 熊本

こんにちは、今年ももう半年終わるのが信じられないしゅー太です。

 

ここ最近の毎週末は、抹茶パフェしばくのがルーティンに加わりました。

これまでは京都に行った際、というか抹茶パフェを食べに京都へ行っていましたが、流石に行きづらくなったので、今は関東でおすすめレパートリーとお気に入りの店探しに精を出してます。

 

6月には中々ない機会なので鳥獣戯画展も見に行きました。面白かったですよ。

通常なら激込み安堵長蛇の列必至ですが、コロナの影響もあって事前予約制で館内にいる人の数も制限されていたので、かなり快適に見ることができました。

こういった面はコロナに感謝ですね。

収まったあともこのやり方続けてほしい・・・。

 

近況終わり。

さて、前回は観光列車の旅を堪能した後、人吉の青井阿蘇神社にお参りして人吉を出発したところでしたね。

それでは、2日目午後の部はじまりはじまり。

 

[2日目:2018年3月7日(水) 14:00]

人吉から肥薩線八代行に乗車し、15時過ぎに八代で乗換。

鹿児島本線で終点の熊本駅まで目指します。

 

道中トラブルなどもなく予定通り、16時頃にくまモンの生息地熊本へ到着しました。

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主要駅だけあってやはり綺麗だね。

熊本駅周辺での観光候補は熊本城水前寺公園(水前寺成趣園)

前者の方が優先度が高いので、後者は余裕があったら。

まぁこの時点で16時なので、行けないのは確定なんですけどね。

 

とりあえずここの主目的である熊本城へ。

別名、銀杏城とも。

この名は、城内に植えられた大イチョウに由来しています。

熊本城へ向かう方法は市電・路線バス・周遊バスといくつかあります。

 

市電の場合は、熊本駅から歩いてすぐの所にある"熊本駅前"駅から健軍町方面の車両に乗車して"熊本城・市役所前"駅で下車します。

この場合は時間は17分で料金は170円です。

下車後は、10分ほど歩くと熊本城へ到着します。

詳しい時刻などを調べる場合は下記から。

www.kotsu-kumamoto.jp

 

路線バスの場合は、熊本駅前にあるバス乗り場から桜町バスターミナルで下車できるバスに乗車すればいいのですが、そこへ向かうバスは熊本市交通局産交バス熊本電鉄(が運行するバス)のように複数のバスがあります。

とは言え、まぁ基本乗り場①に行けば大丈夫です。

わからなければインフォメーションセンターで聞くといいよ(ぶん投げ)。

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画像を参照に。

以下は時刻検索などにどうぞ。

熊本駅前のりば|熊本都市バス|バス停時刻検索

熊本駅前(くまもとえきまえ) 系統一覧/バス停時刻表検索 | 産交バス

熊本電鉄 バス時刻表検索結果 | 熊本電気鉄道株式会社

 

また2021年4月からは熊本駅前のバスターミナル完成に伴い、乗り場が上記のターミナルへ変更されているので、それ以前に行ったことある人は注意が必要です

 

熊本駅前から桜町バスターミナルまでは約10分ほどで、桜町バスターミナルから徒歩で10分かかります。料金は160円です。

 

最後に周遊バスですが、しろめぐりんというバスになります。

shiromegurin.com

熊本城及びその周辺の観光できる場所へ寄ってくれる周遊バスで、普通に乗る分には一回160円になりますが、一日乗車券を400円で購入することができます

この一日乗車券には各施設の割引券が付録されているので、いくつか寄る予定があるという方にはお得かもしれません。

ただ周遊バスではあるのですが、周遊ルートが1ルートしかないので、熊本駅前から熊本城までは30分ほどかかってしまいます。

※ちなみに、一日乗車券はしろめぐりんの中で買えます。他にも熊本駅の観光案内所などでも事前に購入できる場所のあるので、詳しくは上記の公式サイトからご確認ください。

 

とは言え、しろめぐりんも途中で桜町バスターミナルにも立ち寄るので、他の路線バスと同様そこで下車し、10分歩くのもいいかと思います。

めんどくさかったら10分と引き換えに乗り続ければいいしね。

 

ちなみに熊本駅から歩くと熊本城までは30分かかります。

歩く人は頑張れ。

 

自分は出発時間が一番近かった市電を選択し、市役所前で下車してそこから熊本城まで歩きました。(ぶっちゃけ1駅手前の花畑町駅で降りた方が近かった気がする・・・。)

 

道なりに歩いて行くと加藤清正がお出迎えしてくれます。

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加藤清正

という訳で、今回は他に語れることもないので、ここで加藤清正解説。

加藤清正安土桃山時代から江戸時代初期の人物で、熊本県では親しみを込めてせいしょこ(清正公)さんと呼ばれてます。

 

加藤清正豊臣秀吉、秀吉が亡くなってからは徳川家康に仕え、関ケ原の戦い以後に肥後と豊後の一部が与えられここ熊本の藩主となりました。

 

熊本自体を任せられたのは、1586年に秀吉が行った九州平定の際に肥後を任されられた佐々成政(さっさなりまさ)が1587年に起こった肥後国人一揆を抑えられずに失政、改易された時でした。

「ささき」の誤字じゃないよ。「さっさ」だよ。信じろ。

この佐々成政には浜松城いる徳川家康に会うために富山から冬の北アルプスを越えたというやべー逸話があります。良い子のみんなはマネしないでね。

 

さて、佐々成政はその後どうなったかというと失策の責任を取って切腹となりました。

代わり肥後を南北で分割し南側を小西行長、そして北側を加藤清正が治めるようになりました

この出来事が起きたのは1588年のことで、この時熊本城のことは『本城』と言う名前で、1606年頃に今の『本城』と言う名前に変わりました。

 

清正が肥後を任せられたのは一説によると、九州平定が終わった後の肥後国人一揆が発生したことで、政治的にも情勢が不安定な状況を考慮された結果だとも言われています。

長年代官を務めた経験と九州平定と肥後国人一揆後に派遣され現地に通じている清正が適任だと考えられた訳ですね。

 

加藤清正の解説終わり。 

 

さて本命の熊本城ですが、熊本城は2016年4月の熊本地震で石垣や天守閣その他もろもろの史跡が崩壊しました

 当時は2018年なので発生から約2年経ってますが天守閣の修復が中心に進められているため、天守閣以外の場所はまだまだ修復手付かずの状態になっていました

 

ちなみに天守閣は耐震用のダンパーが搭載されたり、利便性向上にもなるエレベーターが搭載されたりとサイボーグ熊本城へと進化を遂げてます。

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世代は02でした。

そして今年2021年4月、予定通り無事に天守閣の再建が完了。

その復旧記念として、4/26から天守閣内部の特別公開・・・・が予定されていましたが、コロナの感染拡大に伴い、延期されてしまいました

これまでも天守閣修繕の節目節目に特別公開として、2回ほど入城(立ち入り禁止だった区間内から天守閣を外から眺める等)機会がありました。

漸く天守閣も完成してお披露目できる!という所で延期になったのは仕方がないとは言え残念です。GWにかけて感染が広がってきたの悪意しか感じない・・・。

 

 という訳で、ここからはその修復中の熊本城散策の画像集になります。

もう一度書きますが、豪雨から2年経っている状態です。

どれほどの被害があったかを感じ取っていただければいいなと思います。

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1枚目

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2枚目

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3枚目

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4枚目

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5枚目

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サイボォォォォォォォォォォグ!

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綺麗な石垣・・・崩れたところを思うとほんと残念。

ここは熊本城内にある加藤清正を祀っている加藤神社

崩壊はしてなかったです。

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本当に親しまれているのが伝わってきますね

散策のルート的には観光案内所の所から二の丸広場を通って、二の丸御門跡を右折して加藤神社に寄り道しつつ、外側の通りに沿って歩いて厩橋に出る感じでした。

中はがっつり規制されていたので。

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この時は散策しているだけだったので、1時間ほどで撤退しました。

 実際に見た感想は、正直「おおぅ・・・」と言葉にならなかったです。

 まさか2年前の爪痕がここまで残ってるとは思わなかったので、「修復中でスケスケえっちな熊本城を覗いちゃうぞ♡」とあほあほ気分で訪れた頭をガツンと殴られたような衝撃がありました。

 もし入場が再開して熊本を観光する機会がありましたらお立ち寄りください。

観光案内所の近くには熊本城について学べる体験型エンターテインメント施設である「わくわく座」と江戸時代の街並みをイメージした飲食店が軒を連ねる「桜の小路」もあるのでこちらもどうぞ。(リンク埋め込んでます。)

 

さて、そろそろいい感じに晩ご飯が見えてくる頃合い。

どうせなら熊本名物をいただきたいところ。

という訳で、グーグル先生にさっそく質問。

そして出た結果は・・・。

タイピーエン!

 

漢字で書くと太平燕

その歴史は今から約120年ほど前、九州に渡ってきた福建省の人々が創作を加えて作られた料理で、何らかのお祝い事の際に作られていたのだろうとのこと。

本場福建省にも同名の料理はあるとのことですが、熊本のものとは別物でこちらは手間のかかる肉団子スープらしく、現地の人も大事な時やお祝い事の際に食べるものだそうです。

福建省から渡ってきた人たちは名前と風習はそのままにしたんですね。

元々太平燕は九州全土にあったそうですが、今は(長崎にもありますが宴会食として出てくるのみだそうで、一般食としては)熊本を残すのみとなっています。

給食で出てくるそうですよ。

熊本を訪れなかったら太平燕なんて食べ物一生知る機会なかっただろうなぁ。

さてこの熊本の太平燕がどういった食べ物なのかと言うと、あっさりとした春雨スープにエビ・イカ・豚肉・白菜などの五目炒めを入れて、揚げ卵を添えたヘルシーな麺料理になります。

見るからに女性人気がわかる料理ですね。

関係ないですが僕は熊本の女性が好きです。(謎の告白)

 

そして今回お世話になるお店は紅蘭亭さん

熊本に2店舗構える外観も内装もおしゃれなお店です。

旅に出ると一人でどんなお店でも強気で向かえるメンタルになるのなんでだろうね?

訪れたのは上通パビリオン紅蘭亭店。

到着したのは18時よりも前くらいでしたが、既に混んでいるので列に並び大人しく順番を待つ。

それでも10分から20分位で店内に案内され、太平燕を注文。

そして暫くして、お望みの太平燕が運ばれて来ましたのでいざ実食!

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たいぴーえん

めっっっっっっっっちゃ、あっっっっっっっっっっっっっっっっさり!

春雨スープなのでそこまで濃さは期待していなかったですが、マジで薄味。

僕はどちらかというとご飯の味は薄味の方が好きなので、大変美味しくいただけましたが、濃い料理が好きな人は合わないかなぁといった感想。

 揚げた卵も初めて食べましたがおいしいですねこれ。

熊本に来た際にはまた食べに来たいと思います。

 

ご馳走様をした後は、ちょっと早い時間ですがネットカフェの快活クラブにインして今日の活動は終了です。

もう快活クラブから抜け出せないよぉ~。 

 

はい。

予定として翌日は、佐賀に寄り道しつつ長崎を目指します。

ちなみにネカフェ泊で眠ることはできますが、疲れは取れないどころか溜まり続けます。

これだけは、みんな、覚えて帰ってほしい。

ネカフェで、疲れは、取れないんだ。いいね?