しゅー太の奇譚回想記

興味の赴くままに、風のようにふらふらと

鉄道日本一周-<九州編>⑤ 長崎(長崎市内・佐世保)

最近、周りの知り合いに恋人がいる人が増え始めたんですが、

「すごいぞ」「尊敬する」「俺は無理だから、俺の分まで頑張ってくれ」

という感想が一番初めに来るようになりました。

 

こんにちは、しゅー太です。

1人で過ごす前提の思考が染みつきすぎちまったんだ。

このままひっそりといきます。

 

意外とやる気が出たので、自分にしては前回から早めの投稿。

えらいぞ~。

 

内容は長崎メイン回。

中学生の修学旅行の時、中華街で肉まん食べたり、めがね橋見たり、カステラ買ったりしたのが懐かしい。

 

[4日目:2018年3月9日(金)]

元々立てていた本日の予定・・・は、昨日の暴風雨によって崩壊。

とは言え、元々予定していたイベントが午前。午後には佐世保バーガーを食べに佐世保へGOする計画だったので、実は大して影響はないのです。

長崎に追加一泊は影響大だけど。さよなら唐津

午前中は何か別のことをすればいい。

のだが、流石に直前で組み込めそうなものを用意していたわけではないので、朝の宿で少しだらっとしてやりたいことを探す。

 

飯系は朝早くてやってない+食べられる頃には佐世保へ行ってる。

後、食べると佐世保バーガーお腹に入らなくなるかもしれない情けない体なので一旦パス。

せっかくなら長崎の王道を攻めるかあ、と思考放棄気味に選ばれたのは、聞いたことだけならあるはずグラバー園

中学の修学旅行で長崎を訪れた際にグラバー園も行っているが、もう10年近く前だしもう一度行くのもありだな、ということで決定。もう覚えてないしね。

 

グラバー園について。

日米修好通商条約(1858年)に始まる安政の五か国条約により長崎・横浜・函館の3つの港が1859年に貿易のために開港し、本格的に貿易が開始されました。

当時はイギリスが主な貿易相手で、日本は生糸・茶などを輸出し、毛・綿織物や武器などを輸入していました。

日米修好通商条約が思い出せない??

ほらあれだよあれ。領事裁判権が認められて外から来た人の犯罪を日本の法律で裁けなかったり、関税自主権がなくて税率を変えるためには他国の同意が必要になるとかいうやつ。

不平等条約ってやつだ。結んだ相手はアメリカの他にオランダ・イギリス・ロシア・フランス。アオイロフで覚えよう。余談だけどこれより前に結ばれた日米和親条約と同じような条約を結んだ国は上記のフランス以外だよ。大学受験でも出るから覚えておこう。

 

ちなみに、今現在の貿易は基本お互いに同意がないと税率は変えられません

あれ?「関税自主権がない」状態と同じなの?と思うかもしれないが、”お互いに”と言うのがミソのミソ。

関税自主権がない」状態は『片方は相手国の同意が必要だけど、もう片方は勝手に関税率が変えられる』という状態を指します。だから不平等なんですよね。

この不平等条約を撤廃するために後の明治政府がかなりの労力を強いられるのですが、それはまた別のお話。(結論だけ言えば、1911年に関税自主権小村壽太郎と言う方が取り戻しました。)

 

話を戻して、グラバー園について続き。

長崎が開港すると、海外の商人たちが続々とやってきました。

開港当時、各港に外国人居留地が設けられました。

開港以前には外国人の居住は認められていませんでしたが、この居留地内であれば認められるようになりました。そんな長崎を訪れ居住するようになったイギリスの商人のグラバー、オルト、リンガーらの旧邸宅がある土地こそが外国人居留地であり、現在のグラバー園という訳です。

 

彼らの邸宅の特徴は洋風建築でありながら屋根瓦が使用された建物と言う点に他ならないでしょう。これも一種の和洋折衷。

言葉だけ聞くと「洋風に屋根瓦・・・?」と違和感バリバリな感じがしますが、実物を見るとこれが意外にも馴染んでいる。建築家のパフォーマンスの良さが光る。

時の経過も良さに拍車をかけているんでしょうね。

 

グラバー園にはこれら3棟の建物以外にも6棟の建物があります。

上記3棟の建物は建築から150年以上ずっとこの地に建てられている建物です。

残りの6棟は、明治中期ごろに長崎市内に建てられた歴史的洋風建築物を観光目的で移築・復元したものになります。

 

合計9棟の建物によって成り立つこのグラバー園では、当時の空気を感じ異国情緒な雰囲気を堪能できる観光スポットとなっております。

近くに別の観光スポット大浦天主堂もあるので安易な行程埋めにおススメ。

 

グラバー園

www.glover-garden.jp

2021年12月現在の料金は、大人620円。

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アクセス方法について。ホームページから引用。

別口からアクセスするなら臨機応変に。

で、当時の話になってしまうんですが、乗り換えをする際に現金で乗車した場合、『乗換え券』というのをもらう必要がありました。これがないと、乗り換えた先の電車でも料金を支払う必要があったんですね。(IC系カードなら気にしなくていい)

 

でで、この『乗換え券』、2021年の3月に終了してます。

何を気を付けてほしいかと言うと、現金で清算すると強制的に乗り換えた先の電車でも別途乗車料金の清算を行う必要が生まれます。

なので、今後乗車される際は、IC系カードを利用することをお勧めします。

 

グラバー園駅からは歩いて5分から10分。

駅からの道は混雑しやすいから、余裕を見た方がいいかも。

 

そして、ここからはいつもの写真垂れ流し。

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入場してすぐ、エスカレーターや長い長い歩く歩道を乗り継ぐ。

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えらく雑に展示されてる錨。

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なんとなく看板拡大

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旧三菱第2ドックハウス。乗組員が宿泊していた施設。

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旧オルト邸宅

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ちょっとでもエモく撮ろうとして失敗した成れの果て。

各建築物は中に入ることができます。

中は、資料館のようになっており、建物の様相を見るだけでなく、当時の歴史や利用していた人たちがどんな人物だったのかを知ることができます。

ためになるね。

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レンガの釜戸。これが一番この場所を象徴しているような気がした。

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旧グラバー邸宅。平べったいね。

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別アングル。円形を組み合わせたような建物。

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はーと♡

園内には3つハートのタイルが配置されていて、『触れると恋が叶って、2つ見つけるといいことがある』と言われているらしいです。

僕は興味なかったので1つだけ見つけて、触りすらしませんでした。

 

嘘です。めっちゃ探しましたが自力では見つけられませんでした。

 

一応、園内パンフにざっくりとした場所が書いてあるので、見つけたい人はそちらを確認しながら探すといいと思います。

3つ目は地面に埋まっておらず、園内にあるガーデンショップというお土産屋にあるテラスの壁にパネルとして掛かっているみたいです。

わかるかこんなの。

 

というかこれ書いてて思ったの。

建物の写真全然撮ってないし、なんなら旧リンガー邸宅の写真もないのもこの記事作ってる中で気が付いて笑いまくってる。

何にも考えずに観光してるのが手に取るようにわかるわかる。

続きは君の目で確かめてみよう!ってやるしかないじゃん。

まぁ観光してるときなんて今でもそんなブログのこと考えて写真撮ってないし、これから同じこと起こりそう。

 

さて。

ゆっくり見て回っても1時間はいらないかなぁって感じの場所です。

ハート探したり、めっちゃ細かい所まで見たらもうちょい時間かかるかも。

 

まぁ、手軽に楽しめるいい観光スポットだと思います。

時間を圧迫しないのは〇。

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園内にいたハト。ふっくらしてるのかわよ。

ついでに大浦天主堂周りも観光。

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あ・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

 

 

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どおおおしてだよおおおおおおおああああああ!!!!!!

この頃はどこへ行っても、な ぜ か 観光先が改修工事を行っているバグがあったんですよ。

悲しい。
あと今更だけど、当時は安いコンデジだけ持って行ってたので、なんと薄暗い空間では完全に役に立たないんですね。つまりはそういう写真はないです。

 

一応工事中でも、中を見学することはできたので、ヨシ!

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ヨハネ・パウロ二世の銅像と十字架

うーん。この「なんとなく写真に収めておくか」感。

 

大浦天主堂自体そんなボリュームのある場所ではないので、すぐ見終えることができます。

近くにキリシタン博物館もあるので、より時間を使いたいという方はこちらも利用されるといいかと思います。リンク貼っときます。

nagasaki-oura-church.jp

 

一通り見終わって、時刻は11:30頃。

そろそろお昼時なのでいい頃合い。

ここから、また路面電車を使って長崎駅まで出てそこから佐世保駅まで出る訳なんですが、佐世保って意外と遠いんですよ。

快速使って、1時間40分~2時間ほど。

始めて調べたとき「こんな離れてるのか・・・。」と驚かされました。

地理感覚狂う。

今は慣れたけど。4時間かからなきゃ余裕ですよ。経験が違う。

 

12時前のシーサイドライナーとかいうかっこいい名前がついた快速に乗って佐世保を目指す。

到着した時刻は14時過ぎなので、お昼を食べるにはちょっと遅いかなといった時間。

お腹ペコペコマンなので、さっさと佐世保バーガーが食べられるお店を目指す。

今回訪れたお店は、BigManさん。その上京町本店です。

www.sasebo-bigman.jp

このお店を選んだ理由は、当時他のお店と見比べて個人的に一番おいしそうに見えたから(だと思います)です。

BigManは県内に4店舗存在し、佐世保駅から一番近い店舗が上京町本店になります。

 

佐世保駅からは歩いて10分くらいです。

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お店の外観。

ちょっとした商店街を外れてすぐの所にありました。

お店の前に立っているマスコットは「佐世保バーガーボーイ」。

やなせたかし先生作です。

 

見てわかる通り、そこそこ人が並んでいて注文まで15分程並びました。

その間に何を注文するかを検討する。

セットメニューはないので単品注文です

店内はそこまで大きくないです。

机といすはありますが、4組入れたらいいかな程度でした。

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いつもの。へたっぴお食事撮影。
おいしく撮るコツを教えてください。

注文したメニューは、

・元祖ベーコンエッグバーガー

・フレンチフライト

・レモンスカッシュ

にしました!

やっぱ初めて訪れたお店なら人気ナンバーワンのバーガーにしないとね。

ちなみに、BigManベーコンエッグバーガー発祥の店らしいです。

注文したら店内の席で運ばれてくるのを待ちます。

 

佐世保旧日本海軍の拠点だった場所でもあり、戦後にアメリカ海軍基地が置かれた場所でもあります。

佐世保バーガーの成り立ちは、そんなアメリカ海軍基地からレシピを直接聞いたのがはじまりとされています。

佐世保は『ハンバーガー伝来の地』ともされているみたいですね。

 

佐世保バーガーの特徴は、

手作り

注文されてから作る

という点です。なので、よく「佐世保バーガーと言えば、あの旨そうなベーコンだよね!」みたいなのはちょっと違って、上記の条件を満たすハンバーガーを指す総称なんですね。

 

ちなみに僕が注文した料理も出来立てほやほやなので、めっちゃ熱かったんですよ。

写真からは全く感じ取れないんですけど。

 

食べた感想は、まず縦に大きいから顎外れるかと思いました。本当。

元々顎の関節域が小さいんで、大変でした。

あと上にも書いたけど熱い熱い熱い!

けどねぇ、やっぱうまいんですわ

肉がジューシーで、燻製特有のあの旨味が嚙んだ瞬間口の中に溢れてくるんですよ

パティもこの肉に合うよう手が加えられていて、まさにベストマッチな関係。

ゆっくり堪能してたつもりだったんですけど、気が付いたらなくなっていました。

意外とペロッといけます。

 

佐世保市には『佐世保バーガー認定制度』があり、佐世保市が公認している『佐世保バーガー認定店』があります。

その認められた証が店の前における佐世保バーガーボーイの看板なんですって。

 

以下の公式サイトから佐世保バーガーを提供しているお店の一覧を確認できるので、

佐世保へお出かけになる前に、訪れてみたいお店を探してみてはいかがでしょう?

沢山あるので迷っちゃうね。

胃袋を四次元ポケットにできたら食べ歩きしたいわ。

www.sasebo99.com

 

さて、ごちそうさまをした後は、来た道とは違った道を通って佐世保駅を目指す。

来た時は”北口”側を出てきたので、反対側の”みなと口”側に向かう。

 

旅先で、なんてことない街並みを眺めながら歩くの好きなんですけど、わかってくれる人結構いそう。

ちょっと遠回りしたので、15分くらいかけて到着。

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”みなと口”はまんま港がある側と言う感じですかね。

近くに海上自衛隊の船が一隻停泊していました。

 

遠くの方を見ると他にも船が泊っているような場所(調べたら海上自衛隊の訓練場だった)もあったのでできるだけ近寄って見てみたかったですが、場所も場所だし、ちょっと距離もあったので諦めました。

そもそもそんな見れる距離まで近づけないのに気付いてなかったから、無能晒さずに済んだな。

 

このあとちょっとだけぶらぶらして再び長崎駅へ戻る。

また2時間かけて。

 

長崎駅についたのが、だいたい17時半くらい。

この日は追加の一泊を決めたのが直前だったのもあって、特に宿は取ってなかったですね。

なので(昨日しっかり休めたので)懲りずにネカフェにイン。

18時からナイトパックで入れるところがあったので、ネカフェの近くで適当に時間を潰して入店。

ただ、あまりに早くに入りすぎたので、眠くなるまで漫画を読み漁って過ごしました。

こういうところで体を休めないから不調をきたすんだ、こいつはいつも。

あと貧乏性なので、お金を払ったらその分はしっかり元を取りたい性分が出てしまう。

もうちょっと街を散策とかしてもよかったかもですね。

 

まぁ翌日以降もまだまだハードスケジュールは続くので、早めにインできたのは間違いではなかったかなと。

 

次の日の予定では、長崎を出て福岡県に入る所までを進めていく感じになります。

 

なるべく早めに書けたらいいなぁ。

長崎観光の最後は、あの”島”へ。