しゅー太の奇譚回想記

興味の赴くままに、風のようにふらふらと

鉄道日本一周-<九州編>⑪宮崎+まとめ

こんにちは、しゅー太です。

いつもゴールデンウィークには、一人旅で日本一周の何かをやってたりしてたけど
今年は日帰りで友達と静岡に行く程度。
後はオフ会行ったり、何するかよくわからん集まりに呼ばれたり、酒飲みに行ったりする予定で、なんだかんだゴールデンウィーク中の日曜以外は全部埋まってしまった。
人との予定が立て込むの珍しすぎる。

一人の時間ないと生きていけないタイプだから休息が日曜だけで大丈夫か不安になる。

とかなんとか書いてるうちに日曜も埋まりそうじゃ。充実してるなぁ。


最近は趣味の種類・数を増やそうとしているけど、結局「一人でできること」から脱却してないんよな。
これ自分の多様性広げることできてなくないか・・・?

基本他人と関り必須の趣味やることなさそうだけど。
そっちに倒れるきっかけなさそうー。

とりあえずまぁじゃあ、まず前回記事の書き漏らしから。

[8
日目:2018年3月13(火)AM:17:00]
と、その前に載せたかった写真も。
高千穂の棚田。
高千穂も棚田で有名な場所で、バスで天岩戸神社へ向かう道中で目にすることができました。
棚田は水張ってないときれいじゃない派(がいると耳にした)の意見もわからなくないけど、このままでも普通にいいよね。
俺は好きな景色。

棚田のこの段々とした感じがね

はい、貼りたかった写真は終わり。

次は、観光地。

タイミングは、フルーツパフェとかを食べに行くために友人たちと合流する前。
もっというなら、宮崎駅に着く前。

元々友人との待ち合わせ時間に関しては、お互い予定あるし状況次第で決めようぜー、としていたので、最終的に集まる時間に余裕を作りができたので、ある場所に行きました。

宮崎駅から列車で3分、隣駅が最寄りの宮崎神宮
駅名もそのまんま「宮崎神宮前」となります。
宮崎神宮前駅から宮崎神宮までは歩いて5分とすぐそこ。
駅名になるだけはある。

本当は行く予定はなかったけど、道中でしかもそんなコストかけずに行けるということなら立ち寄ろうと思い下車しました。
大通り的なのはなく民家に面する道路を歩いていくことになります。

いつもの神宮までの道

境内の様子。
観光に来たのが17時過ぎくらいで夕方だったのもあるし、なんなら閉館?閉園?時間が17時半なこともあったので、人はあんまりいなかったので快適。

逆に言えばそんなにいることもできなかったんだけどね。
(なんなら見終える前くらいから扉閉め始められたし。)

門を抜けて、奥へ。

全国には神様を祀る場所として神社や神宮がありますが、両者の違いは祀ってる神様の属性に関係があります。
祀っている神様が皇族の祖先にあたったり、縁があったりすると神宮
そうじゃないと神社に分類されます。
なので、神宮には皇族を象徴する菊花紋章があしらわれています。

閉まった後。菊の紋章。

ちなみにこの菊の紋章に関しては、鎌倉時代後鳥羽上皇が用いたことが由来となっているみたいです。
後鳥羽上皇は鍛冶が好きで、全国から名工を集め仕えさせて身近なところで作らせていただけでなく、なんと自分でも刀を打っていたそう。
そして自分が打ったんだぞという意思表示として作った刀に菊の銘を付けており、そのことが後のこの菊の紋章の起源になったという訳です。

滞在時間的には10分から15分くらいでした。
時間調整にはちょうどいい場所だった。


という訳でここから本筋。

[9日目:2018年3月14(水)AM:8:30]

今日は最終日。
観光する箇所は1つだけで、スケジュールにはかなり余裕を持たせてます。
というかギリギリで組むと、飛行機逃した時のダメージがえぐいからな。
まぁ他に行きたい場所もなかったっていうのもあったんだけど。

8時47分に宮崎駅を出発する列車に乗車して、途中の都城(みやこのじょう)駅での乗り換えを含め2時間揺られて移動します。

目的地は霧島神宮、その最寄り駅が霧島神宮駅になります。

ちょっと霧島神宮を意識した駅舎

霧島神宮駅から霧島神宮まではバスで移動になります。
霧島神宮駅に着いたのは11時ごろで、バスの時間は11時45分ごろなのでしばらく待ち。
暇なのでスマホをいじったり、近くのコープで少し買い物をしたりして時間を潰す。
この時T-ポイントカードだかなんだかをなくした記憶がある。
1000ポイントくらい無駄にしたわ。
すぐ気が付いたけど、どこにもなかったので萎え。
最終日なのにあんま幸先よくないね。

大鳥居

鋼材の鳥居は別に珍しくもないけど、色塗りされてないのは独特な感じがするよね。
靖国神社の鳥居とかもそうだよね。


15分かけて、霧島神宮までバスで移動。
バスを降りたらうっすらとだけど火山灰が地面やベンチとかにかかってた。
九州に来た時に霧島が噴火してたけど、その後もちらほら活動があったからその名残。
『霧島が噴火した。』という事象は知っていたけど、実感したのはこの時が初めてだったかな。
普通に過ごしてたら火山灰なんて見ることない(富士山がこの先噴火しないとも限らないけど)から、身近に感じながら生活している人たちは想像以上にきついんだろうな。掃除もそうだけど、いつ普段の生活ができなくなるかとか。

まぁ、それは関東でも南海トラフが起きたら変わらないけど。

ちょっと歩いて霧島神宮の前まで到着。

本殿までもう少し歩くよ。

と、階段を上がる手前で写真を撮られているご夫婦に遭遇。
お一人ずつ交互に社標の前に立たれて撮影されていたので、
「お撮りしましょうか?」とお二人で写真に写れるように声をかけました。
写真を撮った後、「(俺のことを)お礼に撮りますよ?」と言われたので、
御好意に預かりせっかくなので撮っていただきました。

あまり自分のこと撮らないのでレア。

この旅の中で4回目くらいの自分の写真。
前までならマジで1枚も取らなかったと思うけど、この頃から自分のことも頑張って撮ろう運動が始まりかけていたので、これでも多い方だったりする。

自分のこと好きか嫌いかなら断然嫌いだから、写して残したいとかなかったんだよね。
撮るという方向になったからには少しはましになりつつある時期。

霧島神宮
6世紀ごろには創建されていたとも言われており、当初は霧島連峰高千穂峰(たかちほのみね)と御鉢(おはち、みはち)の間にありましたが、御鉢の度重なる噴火で何度も炎上したそう。最終的には焼失まで。
ちなみに建てられてた場所が火口に近い場所だったみたいなんだけど、どうしてか聞いていい??

その後、高千穂河原という霧島山の中岳と御鉢の間に移されるが、ここでも度々噴火に巻き込まれ炎上し、またまた焼失。
幾度もの炎上を超えて、今の場所に建て直された様子。
そしてここでも炎上はした。

鹿児島は火山と切っても切れないから、仕方ない寄りではあるよね。
地理的にはこんなもん。
ピンが最初の場所、2度目の所が高千穂河原鳥居の近く。
左下が3度目にして今の霧島神宮がある場所。

この霧島神宮は皇室の先祖とされる瓊瓊杵尊ニニギノミコトを祀っており、天孫降臨神話瓊瓊杵尊が神々の住む高天原から人間界に降りてくる話)の舞台となったのがこの地域になります。

またこの降臨の際に連れていた9人の神様が由来である、300年前霧島神宮に奉納された宝物『九面』があります。(文字の通り九つのお面)
霧島神宮で初穂料を納めると授かれるお守りにもこれらをモチーフにしたものがあり、
九面が"工面"を想起させることから縁起のいいものとして特に商工業に携わる人がお参りに来るそう。
お面自体は一般公開されてはいませんが。

境内の感じ。

本殿前。

神話なんて身近でも何でもないからもう少し世俗的な話を。
ここ霧島の地は、かの有名な幕末の志士、坂本龍馬がその妻お龍と一緒に日本人初とされる新婚旅行をした場所になります。
・初めて新婚旅行が行われた土地は鹿児島県(霧島)。
・日本人初の新婚旅行に出かけたのは坂本龍馬
2つもの豆知識を同時に学べるなんて、なんて最高のブログなんだぁ。

色々ゲン担ぎには良さそうな場所だから、機会があれば行ってみてな。

さて、13時前には霧島神宮を後にする。
この日の、というかこの旅の観光地はここが最後。
長かった旅路ももうすぐ終わる。
列車で移動して鹿児島空港から羽田に戻り、バイト先で要件を済ませて
おうちに帰ります。

個別指導の塾講師をしていたので、大学受験をした生徒の合否報告とかほかの生徒の宿題の進捗とか課題確認とか雑務含め諸々やりに行きました。
お土産ばらまきもかねて。

この日普通に仕事したよ。
あのバイタリティは振り返ってもよくやったなと思う。

 

ここからいつも記事を分けてたまとめと振り返りを織り交ぜながら。

今回の旅は、寝床の半分以上がネカフェでさらに+1日は祖父母の家に宿泊したので、宿代自体は日程からしたらかなり安く済んだと思う。
というか、8泊してまともな宿一回だけだったんだが。
宿1日、カプセルホテル1日、祖父母宅1日、ネカフェ5日。
ようやり切ったわ。

でも今振り返るとこの成功体験がよくなかった。
翌年の四国一周+αをした時、体調管理に失敗して熱を出して旅半ばで帰還することになったからね。
↓はその時の記録パート1。今回のシリーズはよく過去の記事を貼ってる。

resyuta.hatenablog.jp

年々年老いているんだから、過去の挙動をそのまま引き継いだらダメよ。

そして、どこかで引っ張った『九州一周なんて嘘だよ詐欺だよ』の話。
引っ張ったっというか「その1」みたいな書き方して、まるで続きがあるかのような・・・。

はい、という訳で「その2」のお時間なんですね。
今回この旅は、鹿児島空港に着陸して鹿児島中央駅に移動・スタートしたわけですが、
帰りは国分駅と言う駅で下車して、バスで鹿児島空港に向かいます。
さて、鹿児島中央駅国分駅はどの程度離れているかと言うと、

こんな感じ。そんな感じ。
あらぁやだぁ。ずいぶん離れているじゃなぁい?

旅の行程を加味するなら、実際には熊本に行く際に国分駅の一つ手前の隼人駅を通過しています。
地図をアップにしてもらえればわかりますが、かなり近いです。
つまりここの間さえ通っていればよかったという話なんですが、
こんなん誤差だよ誤差。

そもそも福岡から大分に行く時にもう同じようなことやって、一周自体の本質は達成してないんだから今更ここで拘るも何もねぇんだよな。
一応隼人駅からも鹿児島空港駅までのバスが出てはいるんですが、なんかタイミングが合わなそうだったので国分駅から行くことにしました。

そもそもなんで鹿児島中央駅まで帰らず、国分駅からなのかというと

鹿児島中央駅までわざわざ行ってから鹿児島空港駅行くの無駄じゃね?国分駅からの方が近いじゃん。」

という思いつきによるもの。
この「無駄じゃね」思考、この旅のすべてを否定してるんだが気づいてるのかこいつ。

アホみたいな旅やっている時点で、「無駄じゃね」思考を取ろうが「やり切ろうぜ」思考になろうがどっちにしろ『頭大丈夫?』案件なのはさておき、この旅の実質的な終点はこの国分駅となりました。

最後に恒例の旅地図。
これわざわざ手で塗ってたんだよ。やったの3年くらい前だけど。

絶対なんか方法あるはずだから、まだ色塗りしてない旅のやつは楽にしたいね。

次回九州行くならどこ行きたいかな。。。
別府温泉は逃しているからありだよな。
太宰府は一回行ったはずだけど、もう記憶にないからここもあり。
他だと阿蘇と天草は時間と経路の都合上省いちゃったからここもいいよな。

いけてないところ沢山なので、まだまだ楽しめるな九州、とそんな感想を抱いた九州一周でした。

費用は約11万円。
うち宿泊費2万、交通費6万でその他食費観光費が3万行かない感じでした。
切り詰めてはいた。
けどまぁ、大体想定した予算で収まってよかった。
行く前に上限設けたりは特にしてないけど、どの旅も10万円くらいに収束するから俺はあんまり贅沢できないタイプの人間なのかもしれん。
1日1万円で観光旅行って聞いたらそんなにかかってはないでしょ?

18きっぷ様様ですわ。

 

それじゃあ、このシリーズはこの辺で。
2年もかけてるのはよくなかったねぇ。
次回は多分直近のを優先すると2023年1月に行った、日本一周旅の締めにもなる山陰地方の旅かな。
あれは3日とかだったからシリーズ自体は短くなるはず・・・。
頑張って終わらせます。

それでは次回。

 

なんと最初の分割日本一周「中国地方編」は6年前。
いつ手に付けられるか分からない上、何もかもが古すぎてまずい。