しゅー太の奇譚回想記

興味の赴くままに、風のようにふらふらと

鉄道日本一周-<九州編>⑦福岡(宮地嶽神社・宗像大社):part1

こんにちは、しゅー太です。
4か月振りでございます。

令和は相変わらず気温の落差が激しいね。
夏と冬しかなくなってきたのはまだわかるけど、普通に「秋入ったなぁ」と思わせといて30℃超すのはさすがに体ぶっ壊れるわ。

9月には2年ぶりになる京都へ行ってきました。
「暇だし今から京都へ出るか」と思い立ち土曜の昼間にでかけた2日間のやっつけ旅で、三千院行って抹茶パフェ食べてきました。

見た目以上にボリュームもあった

周り女子大生っぽいの集団しかいなかった。

今まで抹茶パフェ巡りを1年以上続けてきたからか、こういう"女の子が集まりやすい"とか"デートスポットな"お店に通いすぎて何も感じなくなるメンタルを手に入れました。
できれば女の子と通うことで手に入れる正常ルートでの強化をしたかった。
楽しかったです。
10月は東北巡りをする予定です。何をするかはまだ決めてないけど。

近況報告はこんなところかな。
じゃあ、続きから。

ちなみに友達にこのブログのこと話したら、
「終活してんの?」
と言われました。
そんな風に見えるか、見えるな。

[6日目:2018年3月11日(日)]

都合3日ほど滞在した長崎を後にし、福岡入りしたのが前日。
そして、朝5時には古賀のネカフェを発つ。
気合入ってんね。

 

まずは古賀駅を出発し、2つお隣の福間駅まで移動する。
時間にしてわずか5分の距離。
これならもうちょっとゆっくりできたかもしれないけど、
バスの時間とか効率的に時間を使いたい関係上、6時19分の列車に乗車します。
6時24分に予定通り到着し、バスまで20分くらい待機。

 

さて、この福間駅からどこへ行くのかというと、
こちら、

宮地嶽神社

www.miyajidake.or.jp

になります。

 

名前だけ聞いてもピンとこないかもしてませんが、
光の道』という言葉であれば聞いたことがあるかも。

かつて2016年にジャニーズグループの嵐を起用した日本航空のCMをきっかけに一躍有名になりました。(下の動画を参考。公式じゃないから消されたらごめんね。)

www.youtube.com

宮地嶽神社には海まで真っすぐに続く参道がありますが、
『光の道』はこの宮地嶽神社・参道、そして夕日が一直線上に並んだ時に現れる景色になります。

この『光の道』は、年に2月下旬10月下旬の2季見ることができ、その時期は「夕陽の祭り」と呼ばれるイベントが開催されます。
この期間中は、宮地嶽神社の参道階段が観覧席に代わり、そこから沈む夕日と夕日に照らされ現れる『光の道』を見ることができます。(先着順の整理券を当日配布のようです。)

 

残念ながら訪れたのは、3月の中旬に差し掛かるかどうかの時期。
参道に夕日が差す姿は拝めるか怪しい感じ。
3月頭ごろまでは見ることができるみたいだけど、11日って微妙だよね。
そもそも来てるの夕方じゃないし。

今回は単純に「九州来てるし、行けるところは行っておこうぜ!」的なノリで行く場所を選んでる(現在進行形)ので、『完璧なタイミングでの観光』は可能なら狙っていくけど、あんまり気にしてない。

というか、天候とかあるしこればっかりはもう気にしてもしょうがない。
軍艦島の時みたいにね。
公共交通機関の中でも主に列車使ってる関係上、遅延とかも起こりうる(今までの旅でも起こったことある)し、言うなれば『観光ポイントの実績解除』が優先。

なので、まずはどんな時だろうが行ける時に行く、を目標としています。

 

そんなに望んだ景色が見たいのなら、また行けばいいんだよ。
次行くときの楽しみになるし、日本国内なんて結局所詮近場なんよ。
行こうと思ったらいつでも行ける。気持ちの問題。お金の問題はあるけれど。

という感じで、朝一で宮地嶽神社に向かいます。

福間駅から宮地嶽神社まではバスで5分。
時間があれば歩いても大丈夫な距離ですね。

・・・こいつ20分待ってるけど、なんで歩かなかったんだ??

なんでバス待ちにしたのかは当時の俺しか知りません。
朝ごはん食べる時間にしたかったのかな?

 

ちなみにバスは西鉄バスさんです。
下記ホームページのリンク。
ご利用の際はこちらでお調べお調べ。

www.nishitetsu.jp

宮地嶽神社前バス停で降りたら目の前に神社があるわけではなく、2~3分ほど歩く。

鳥居をくぐってちょっとした階段を登っていく。

朝早いので神社に関係ある人の姿は見えなかったです。
御朱印をいただいたりお守りとかを授与できるところも閉まってたので、
ほしかったらもう少し遅めに来るべきですね。
そもそも普通こんな時間に観光客とかほとんどこねーよなー。

うまいこと朝日が入らないかなー、と努力していた図。

ちなみに今回「『光の道』っていうのがあるのか」程度にしか下調べとかほとんどしてこなかった結果いろいろ見所を見落としてしまっていました。
ちゃんと調べるの、大事。

画面から右手に進んでいくとでかい太鼓とでかい銅製の鈴(450㎏)が配されているお堂があります。ホームページで見られるから、気になる人はそっちをどうぞ

きれいだねぇ

寺社は日の光が差している時がやっぱり無難だけど心惹かれるんだよな。

間近で見ると写真で見るよりも迫力がある。

出雲大社の注連縄も大きかったですが、こちらもかなり大きい注連縄。
作るの大変そうだなぁという語彙力に乏しい感想しか出てこないのが残念なところ。

この裏手側に「奥之宮八社」があり、七福神とかお稲荷様とかが祭られています。
その中でも調べていて面白かったのは「濡髪大明神」という神様。

詳しい記録は残っていないようなのですが、
大本は京都にある浄土宗の総本山、知恩院にある伝説です。
まず、1633年に知恩院が火災によって焼失してしまいました。
そこから8年の歳月をかけて再興され、その際に御影堂という建物が同時に建設されます。

ある時、知恩院の32代目住職である霊巌上人の枕元に濡れ姿でシクシクと泣く童子(少年)が現れました。
童子は古くから御影堂が建っている場所を住処としている白狐でしたが、御影堂が建てられたことで住処をなくしたとのことでした。
哀れに思った霊巌上人は、白狐のために新しい寝ぐらを作ってあげました。

後日再び霊巌上人の枕元に現れた白狐は寝ぐらを作ってくれたお礼に知恩院を火災から守ることを約束し、その証として傘を御影堂の軒下に置いていった。

と言われています。

 

この伝承、知恩院のホームページから引っ張ってきたのですが、検索ワードで引っかかった個人ブログを見てみると、
「霊巌上人が説法をしていた雨の日に傘も持たずにずぶ濡れになった童子が外に佇んでおり、話を聞いてみると『御影堂のある場所を住処にしていた白狐で、住処を奪われた仕返しにやってきたが説法を聞いて自分の愚かさに気が付いた。』と涙ながらに話した。その後、霊巌上人は傘を貸し、住処を失った白狐のために祠(住処)を建てた。」
といった記述が見られました。

なんで乖離するんだ・・・?
現地に行ったりすれば、伝承が書かれた看板でも建てられているのだろうか。。。

なんでなんでしょう・・・?私、気になります!

ともかく。

「白狐が少年に化けて濡れ姿で霊巌上人の所に現れて、霊巌上人は寝ぐらを作ってあげた」というのが大筋のストーリーになるみたいですね。

濡髪大明神という名称も、この童子の濡れた髪が由来になっていますが、
絶対当時話広めた奴の性癖混じってんだろ。(個人の感想です)

はい。次の写真。

桜の咲く季節でぇーございます。

背景ぼかせるからやっぱりまだカメラは手放せないかな。

朝なので"光差す道"となれない。

こちらが参道。
朝だし時期的にも絶妙にずれているので、当たり前ですが拝めませんでした。
でもこう、海まで真っすぐ伸びる道っていうのは気持ちがいい。
これだけでも見に来た甲斐がありました。
少し違うけどいつかは山口県角島大橋も見に行きたいね。
訪問手段がレンタカーに限られるけど、一人だと割高なんよな。

後は写真撮りながらだらだらと境内をちょっと散策して終わり。
次はちゃんと『光の道』を見に来たいね。

倍率エグそうだから遠征したいなってなったと時に平気かどうかはわからんけど・・・。
2021年には特別観覧席を電話予約(のみ)で受け付けていたらしいから、ワンチャンはありそう。
いつ行けるかわからんが。
他に行きたいところが多すぎるから一度行ってるところの優先度がね。
出雲だって一度しか行ってない・・・。
ま、何かのついでで寄れることもあるだろうし、気長に待ちましょ。

この後はまた駅に戻って、このまま次の目的地に進みます。

次の最寄り駅はちょっと進んで東郷駅
そこからまたバスを利用していきます。

東郷駅までは5分ほどとこれまた短い距離。
時間のロスなく観光地を巡っているとRTAやってる気分になるし、そういう「旅の効率化」みたいなのは好きな部類だから、これ込みで楽しいんですよ。

「意味わかんねぇ」って言われるんですけどね。
悲しい。

 

東郷駅からいったいどこへ向かうのかと言うと、こちら。

宗像大社

munakata-taisha.or.jp

宗像大社は日本神話にも登場する日本最古の神社の一つで、
・本土にある辺津宮(へつみや/へつぐう)
宗像市筑前大島にある中津宮(なかつみや/なかつぐう)
宗像市沖ノ島にある沖津宮(おきつみや/おきつぐう)
の三つの宮から成り立っています。
現在では『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』として世界文化遺産に登録されていたりします。
最近世界遺産の価値が下がってる気がするから言われて初めて「ここ世界遺産だったんだ」となりがちじゃない?

基本的に『宗像大社』と言われれば、辺津宮をさす場合が多いです。
大島にある中津宮へはフェリーで20分くらいで訪れることができますが、
沖ノ島沖津宮へは神職の方以外は訪れることができません。

沖ノ島は島自体がご神体であり、現在でも女人禁制かつ男性でも上陸前に禊を行わないと入島できません。
『海の正倉院』とも呼ばれ、4世紀から9世紀ごろまでの出土品が数多く見つかっておりその数はなんと八万点以上あるそうです。
石器や土器などの他、大量の祭祀遺物から国家祭祀の痕跡が見つかっています。
国家祭祀とは勅使(天皇の使い)が直接現地へ赴き、祭りを行うというものですが、出土された祭祀遺物の量から(祭りの頻度までは図れませんが)かなり大規模だったようです。

 

宗像大社は3宮それぞれで
辺津宮 : 市杵島姫神イチキシマヒメ/イツキシマヒメ)
中津宮 : 湍津姫神タギツヒメ/タキツヒメ
沖津宮 : 田心姫神(タギリヒメ/タキリヒメ)
を祀っており、上記の3女神を合わせて宗像三女神(宗像大神)と呼ばれています。

これらの女神は天照大神素戔嗚(スサノオ)の持つ剣(十拳剣)を噛み砕き息を吹きかけると生まれたとされ、その後天照大神の命により福岡市の北側に面する海(玄界灘にある島々に降り立ち、この地を治めるようになった、というのがこの宗像大社の成り立ちとのこと。


もうちょっとだけ詳しく書くと、素戔嗚尊天照大神が治める土地を襲いに来たと天照大神が思い込んだため、潔白を証明するために誓約を行うことになりました。
まず上に書いた通り天照大神が剣から3女神を生みます。
次に素戔嗚尊天照大神の勾玉を嚙み砕き息を吹きかけ男神を5柱を生み出しました。
その後、それぞれの物から生み出した子になるので、3女神は剣の持ち主だった素戔嗚尊の子に、男神5柱は勾玉から生まれたので天照大神の子ということになりました。
そして、素戔嗚尊は「潔白だから優しい女の子が生まれた」と言い、天照大神は彼を許しました。

と言うのが、伝承になります。
古事記では。

日本書紀でも同内容の伝説が語られていますが、微妙に細部などが異なっていて、
男神を産めば潔白だと宣言して、「男神が生まれたから俺の勝ち。許して。」という内容になっているので、いろいろ違う感じになっています。

より詳しくは『アマテラスとスサノオの誓約』をチェックだァ!

ちなみに、これらの3女神は古来より海上交通などの神として崇められており、
みんな見たことはある(はず)であろう交通安全のお守りはこの宗像大社が発祥なんですよ。
意外と身近な存在だった宗像大社

 

身近な存在と言えば、もう一つ。
この宗像大社に関わるとあるモノがあります。
それはかの有名な七夕伝説。
中津宮のある大島はこの七夕伝説発祥の地とされています。

まぁ、「七夕伝説 発祥」で検索すると大阪の枚方市・交野市の方が先に沢山出てくるんですが。


元々中国というかアジア圏から平安時代辺りに伝わったお話でもあるので、当時の中心地でもあった関西地方の方が根強く残った感じなんでしょうかね。
商人の町に発展もしていくし、一番情報が集まりやすかったのも関係ありそう。
知らんけど。

さらに言えば今や『七夕』と言えば仙台の『仙台七夕まつり』が最もメジャーなんじゃないかな。
必ずしも元祖が有名になるとは限らないという一例だけど、遠く離れた地で発展してるのはなんとも不思議よなあ。あっちは8月でかつ商売色ゼンカイだけど。

とは言え、博多は日本で最古の国際港にあたり、高確率で七夕伝説が最初に日本に入ったのはここになると思います。


胸を張っていけ。


さて、そんな3つの宮のうちの一つ、辺津宮が今回の目的地になります。
東郷駅からはバスで10分くらいなので割とあっさりアクセスできます。
バスの時刻調べたい人は下記からどうぞ。
大体一時間に一本くらいなので、時間帯によっては歩くかタクシー利用の方が時間はうまく使えるかもです。↓

東郷駅前~宗像大社前 | にしてつ時刻表 | 西鉄グループ

8時過ぎのバスに乗って、何事もなく宗像大社最寄りのバス停、宗像大社前に到着。
バス停からは、ほんの少し歩いて境内へ入ることができます。

境内に入ると正面に短めの太鼓橋があり、左右に分かれるように池があります。
池はその橋下で繋がっている感じですね。
橋を渡った先に本殿があります。
下の写真正面が太鼓橋ですね。

鳥居は境内入って二つ目にあたる。

そのまままっすぐ進んでそのまま本殿へ。

朝8時30分になってないくらいの割と早めの時間なんだけど、
そこそこ人がいて驚いた。

正面から境内に入ってすぐ右手に第一駐車場、真ん中左手に第二駐車場、最後裏手に第三駐車場と、そこそこ多めにスペースがあり、観光バスなんかも余裕で止められるようになっていた。
まぁ、ルートとして入ってるよね。そりゃ。
世界遺産だもんな。
という訳で、車で訪れる分には全然困らないです。レンタカーでも安心。

朝だっていうのに人が多いのはやっぱりその辺の影響がありそうね。
あ、宗像大社前のバス停で降りたのは自分一人だったので大抵は車での参拝っぽいです。当たり前だよな。

本殿外観

本殿は正面からだと門の関係もあって、写真を撮りにくいので横から。
写真の外側になってしまうが、本殿をぐるっと囲むように摂末社(せつまつしゃ)があり、その数24社。祀られている神様の数ならなんと121。
まぁ摂末社の平均数とかこれまで数えたことないから神様の数も多いのかどうか知らんけど。

右上隅あたり。

まぁ全体をぐるっとしてふらふら見て回って大体30分しないぐらい。

そして、この宗像大社を観光し終わったことで、なんとこの日に予定してた観光箇所をすべて攻略してしまいました。

ちょっと旅巡り上手すぎか。

前日から「前倒せるところはさっさと前倒して予定詰めるかあ」ってやってたらまさか午前のこんな早い段階で終わるとは思わんかったんよ。

じゃあ、「もっと前倒して先の予定進めりゃええやん」としたいところだけど、帰りの飛行機の時間が決まってるから、早めるとそれだけどこかで待たなくちゃいけない時間が発生する。なんてもったいない。

と言っても太宰府は一度行ったことあるし、予定してるとこ以外で博多とか福岡でしたいことないな・・・と、そこでふと思いだした。
宗像大社って3宮で一つだよな?

 

思いついたら、行くっきゃないやるっきゃない。
速攻で船の時間を調べる。港までの時間とアクセスを調べる。
宗像大社からバスが出ていて、着いてからそんな待たず船が出るらしい。

ほーん、行けるな。

そんなわけで、俺、大島へ行くよ。
見ろ、旅前に組んだチャートが大泣きしてるぞ。
毎回崩壊してるなあ。


なんか適当に書いてたら字数も7000字近くなったんで一旦ここで〆。
分割する予定なかったんだけどな。

 

次回はなるべく近いうちにあげ(たいと思い)ます。
とりあえず大島終えるところくらいまでサクッと。
それでは。

 

おーい、このブログの旅、全然時間進まんて。


鉄道日本一周-<九州編>⑥ 長崎(軍艦島)

どうもこんにちは、しゅー太です。

前回の投稿から3か月、九州編シリーズで見れば半年ぶりになります。
これ今年中に終わんねぇな。
モチベがちょっと別の方向向いてたり、
5月のGWには北海道にまた行ってたりしました。

モチベが一周して戻ってきたので、
またちょくちょくと、こつこつ書いていこうかなと思います。

[5日目:2018年3月10日(土)]

暴風が明けて一夜。
風はなんともまぁ微妙な感じ。弱くはないけど強くもない・・・みたいな。

ドキドキしながらメールをチェックすると現時点では予定していたイベントは実行される様子。

やったね。

幸い天気自体は晴れだったので、問題は風の強さくらい。
こればっかりは自力ではどうにもならないので、後は悪化しないことをお祈りするだけ。

 

ナイトパックの時間で入ったので少し早めに出たかな、確か。
当時泊まったネカフェを調べてみたら今はもう閉店してたみたいだった。
長崎駅近くのネカフェほとんどなかったからなぁ。
ネカフェ泊は学生の一人旅なんかで重宝する人も多いだろうから、
残念な気持ちになるね。
コロナ禍初期にこういう密閉空間の箱モノは敬遠されただろうから
仕方ない感はあるけどね。

 

8時半に港近くの建物に入っている受付に到着。
さて、散々引っ張って「イベント」とぼかしてきたものの正体。
それは、、、

 

軍艦島へ入場

 

です。

 

マジで散々引っ張っといてこんだけかよ

 

暴風だとダメ、というのは純粋に船が出せなかったからというわけですね。
ここ生きている間に行ってみたかったんですよ。
中々行く機会もないからね。

 

軍艦島は個人で勝手に行けるわけではありません。
必ずツアー会社を挟む必要があります。

「長崎に着いてから時間みて、行ってみよう!」と思っても
いつでも行けるわけでもないので気を付けてね。

ツアー会社は複数存在し、それぞれが微妙に異なった工程をとっています。
追加で行けたり受けられる説明が違ったりとか。
後は所有する船の大きさが違って、定員に差があったりします。
値段はどこも大体4000円前後。
ツアー会社によって割引があったりなかったりで変わります。

 

各クルーズ会社はそれぞれ微妙に時間をずらして運航しています。
軍艦島の中で見学できる区画って意外とかなり狭くて、そんなところにバカスカ無秩序に人を入れたら全然回れなくなるから調整されているんですね。
あと港の許容量が足りない。
なのでかなり時間にシビアです。

 

端島(はしま)。かつては羽島とも書いていました。
通称『軍艦島』。
海に佇む横から見たその姿が軍艦「土佐」に似ていたことに由来します。
運営は三菱。

 

明治時代に石炭が発見され、それ以来昭和にかけて炭鉱として栄えました。
当時は日本初の鉄筋コンクリートで作られた高層集合住宅が建てられ、学校や病院、映画館に理髪店などの他、人々が暮らすのに必要な施設が充実しており、不自由のない都市として運営されていました。

1960年ごろには5000人ほどが住んでおり、人口密度だけで言えば世界一
この頃の東京の9倍はあったそうですよ。

 

島の半分以上が炭鉱で、その残りの半分に上記の施設に加え人々が行き交うのだから、かなり窮屈だったというのは俺でも感じ取れる。

栄華を誇った部分ばかりがフォーカスされることも多いですが、労働環境はかなり劣悪で、上記の娯楽施設などができていない頃はさらに悲惨。
明治の炭鉱雇用制度である納屋制度によるタコ部屋圧制管理が基本で、それが改善された後すら狭い居住区での生活が強いられました。
しかも1日12時間労働の2交代制。やりたくないね。

 

さらには労働人口の不足を補うために朝鮮人や中国人捕虜の強制労働など、かつての日本の闇を垣間見ることができます。

 

そういう事実があったということを知る機会はやっぱり、こうして関りを持つことがないとあんまないよね。

若干危ない話題から離れて、当日の話へ。

自分が利用したのは『軍艦島上陸クルーズ』さん。

お値段も普通で評判も悪くない。ほかの会社と比べても問題はなさそう。
ということでこちらの会社を利用させてもらうことにしました。

最近は知床方面でよくない話題が出てますが、やはり各々が「安いから」という理由だけで選ぶのではなく、いろいろと情報を集めて選択することをお勧めします。

 

さて、受付では乗船料3600円+端島見学使用料300円の計3900円をお支払い。
調べたら今は見学料が310円に上がってるみたいですね。
誤差だよ誤差。

 

受付が済んだら乗船場所の元船桟橋へ。既に乗船待機列ができてました。
乗船時間は9時10分なので割と待つのですが、屋外+港という場所なので、
海風込みで想像以上に寒い。
3月なのでまだまだ春の陽気には遠く、寒気にさらされながら待つことに。
そんな中、「もう少しだけ待ってくださいね」と声をかけていただきながら配られたカイロはいろんな温かさを与えてくれました。
ありがとうございました。

 

さて、9時10分に乗船して約30分。
着いたのは軍艦島、、、ではなく高島という島の港。
ここには石炭資料館があり、軍艦島上陸前に見学し軍艦島の歴史を学ぶことができ、ツアーの一部で見学することになってます。

ちなみにこの高島は普通に今も370ほどの人が暮らす普通の島です。
中学校もあります。

ここでの見学時間は20分くらいですが、資料館はそこまで大きくないので時間としては十分。
当時の軍艦島を再現したミニマップなんかがあったかな。

 

写真撮ってもよかったはずなんだけど記録に一切残ってなかったわ。
(多分この後「本物見に行くしいらんやろ!」とか思ってたんだと思う。
アホか、ブログの厚みが減るだろ。反省しろ。)

さて、見学の後はいよいよお待ちかねの”軍艦島”へ。
再び船に乗って15分。

見えてきたねぇ

確かにこう見ると船のように見えるね

初めは港に直行じゃなくて、ぐるっと周りを見る感じ。
日によって先に上陸して、そのあと軍艦島の周りを見ることもあるらしい。

上陸してからの見学は50分。
初めはガイドさんの話を聞きながら見て回り、その後は自由時間。
大体半々か6:4くらいだったと思います。
見学、といっても島の中すべてを見ることができるわけではありません。
老朽化などもあり、見学できる範囲はごくわずかで、
徒歩換算で片道およそ5分ほどの距離。

軍艦島上陸クルーズホームページより引用

この赤いところが見学可能区域です。

ちなみに時間厳守。
予定時刻より前に船には戻れます。
飽きたら先に船の中で待ちましょう。

というわけで写真垂れ流し。
何が起こった場所かという事実は置いておいて、
やっぱり廃墟にはノスタルジックな感情を沸き立たせる何かがあるよね。

港から入ってすぐのところ

この”箱感”よ

経年劣化と潮風でボロボロなのです。

右の柱はかつて石炭を運んでたベルトコンベアーの名残。

別アングル&もうちょい近くで。

高低差も割とあるのが見て取れる。

炭鉱関連施設跡。閉山時に破壊されたらしい。

まぁ、こんな感じでした。
中は危険、ということが一目でわかってもらえたかなと思います。
見学区域が外周部かつ密集地帯ではない箇所のみの理由がはっきりとしてますね。
本音を言えばじっくりと見てみたかったですが、こればっかりは仕方ない。

 

その分、50分をぎりぎりまで満喫して行きました。
そういやなんか見学通路最奥をさらに抜けたところで釣りしてるおっさんがいたけど、あれは何だったんだ・・・?何かの見間違いか・・・?

 

と思って今調べてみたら、昔から瀬渡し船やってる業者がいて、それを利用して毎日釣り人がやってくるのだとか。マジかよ。

 

所謂、グレーゾーンというやつですな。


そして中々いい釣りスポットらしい。
一応長崎市は禁止と言ってはいたけど、瀬渡し船の存在を認知したまま長年黙認してたとかなんとか。
(県が管理するか市が管理するかが曖昧でどちらも「管轄外」としてたらしい。うーんさすがお役所。)
世界遺産登録した少し後に、市が「これ俺たちが管理する区分じゃね?」と気づいた際に「瀬渡しNG」を通告したらしいのですが、、、。

 

まぁ瀬渡し船やってる人に世界遺産登録を機にやめろと急に言っても、うん十年これで稼いでた人からすれば急に収入もなくなるし確かに無理な話。

 

今現在でもまだ禁止の姿勢らしいけど、2020年ごろに容認検討に入ってるっぽいから事実上OKみたいな感じなのかな。
どのみち絶対NGの姿勢はもう取れないだろうから、やってますアピールで黙認を貫くか、本当に認めるかの2択だね。

 

さて。

 

50分の上陸時間を終えて船に戻る。
軍艦島とお別れの時。

必ず一度は訪れておきたいと思った場所に、実際に来ることができた。
この事実だけでもかなりの満足感がありました。
実際に目で見て知ることができた部分は少ないけれど、
それでもどんな場所で人が暮らしていたかを体験できただけでも、
自分にとっては貴重な経験になりました。

楽しかったなー、面白かったなーと思い出にふけっている間に船は出発。
1時間ちょっとの船旅を経て、再び長崎まで戻ってくるのでした。

 

ツアー時間は約3時間。

長崎を訪れた際は、(完全に崩壊する前に)一度訪問してみては?

 

さてさて。


ただいま時刻は12時半くらい。
お昼にはいい時間だけど、ちょっと後回し。
ここからいったん博多の方に向かいます。

なんたって各駅停車。長崎から約4時間の移動です。
「なんだいつも通りか」とか思っているやつ、毒されてるぞ。

博多で泊まるならまぁ、もう少し遅くてもいいんですが、長崎停滞が思ったより長かったので進めるだけ進みたかったのです。
あと正直もう長崎ですること思いつかない。

 

という訳で、博多へ向けて即出発。
電車の中では風景見たり、写真の整理をしながら時間を使う。
一回の乗り換えを挟んで博多駅に。
ルート的には熊本から来た時と同じところを辿って鳥栖で乗り換えて博多へ入る形。
ざっくり書くと東へ進んで、北へ進む。

本当は、最初から北上して佐賀県の海側を通って(唐津を経由して)行く予定だったんだけど、ダメになっちゃったから、今度の機会に消化だな。

 

そして16時半ごろに博多に到着。
------------、-----------、-------------------、------。
着いたはいいんだけど、やること決めてないし長居もできないんだよね。
こいつマジ?何しに来たの?

 

となったらやることは一つ。
お昼ご飯の時間に充てよう。
博多と言えば豚骨ラーメン(という安直さよ)なので、駅近くでお店を探す。

ネットでも調べて”博多達磨”というのが有名らしいので、さっそく突撃。


・・・・・・したのですが、ここでみなさんに残念なお知らせがあります。
博多豚骨ラーメン、絶望的に相性最悪でした。
あの臭みは俺の食欲を砕くのに過剰なくらいの破壊力があった。

あれは人間の食い物じゃねぇ。

ぶたのえさあああああああああああああああああ!!!!!!


元々豚骨は癖があって人を選ぶのは知ってたけど、本場は格が違った。
僕にはきつめでした。
普通にあれ好きな人純粋に尊敬する。

まさに苦行と呼ぶにふさわしい時間でしたが、なんとか頑張って完食したよ。
ほめてほめて♡

 

お昼?を食べ終わったらちょっとだけ時間を潰して、列車で移動する。
なんたって17時を過ぎてるので観光できる場所もない。
太宰府天満宮ぐらいは行けたかな・・・?

一度行ったことはあるけど中学の頃だし、
福岡の中心地ともいうべき博多で何もしないのはどうかと思った。
けどあんまり遅くなると明日の出発も遅くなるし、なんなら二日連続のネカフェ泊なので、しっかり休めるか不明。

そんな訳で太宰府天満宮はまたの機会にして、先に進もう。
というか寝床の確認をしよう。

 

時間的には小倉までなら全然行けるけど、その前に観光したい場所があったので、明日はそこに寄るところからスタート。

そのためこの日の終着点は、古賀のネカフェ自遊空間
博多駅から30分くらいで古賀駅について、そこから徒歩。
駅から10分くらいなので問題ない。

 

貧乏性なのは理解してるけど、ネカフェ泊する場合入る時間気にしちゃう。
みなさんはどうです??
なんか限界まで料金分は過ごしたくなってました。

社会人になってからは旅に出てもあんましなくなったなぁ。
金があるから、という訳じゃなくて単純に「休み明け会社控えてるし風邪ひきたくねぇ」という防衛行動からなんですけどね。
プライベートと労働が切り離せない社会人の性ここにあり。

 

そんなこんなで18時半くらいにはネカフェイン。
適当にいつもどおり漫画読んでました。

この時点での進み具合は、大体最初に計画したチャート通り。
長崎停滞のイレギュラーも無事リカバリできました。
よきかなよきかな。
ガバチャーとは呼ばせない。

 

とは言え微妙に狂いはあるので、明日は少し早めに出てやりたかったことを消化して安定ルートを取れるようにしよう、と決めて就寝。

お疲れさまでした。

 

そんなこんなで、今回はここまで。
これで折り返しは過ぎたくらいかな。
何事もなく旅を終えられるといいですね。

 

それじゃあ、次回。

 

ちなみにこの日も霧島山は噴火してたそうですよ。

俺これからあそこへ戻るの・・・?

気の向くままに、名古屋と静岡をふらふらする2日間 後編

ブログのサブタイトルに被せたタイトルを付けたいがための前編タイトルでした。

記念すべき10周年企画なので。

後編にもグルメ要素はまだあるよ。一応。
秒で終わるけど。

 

こんにちは、しゅー太です。

前回は掛川でご就寝したところまで。

この日のルートはこのままふらふら寄り道しながら、
横浜市内の自宅最寄り駅まで帰ります。

 

[2日目:2021年12月20日(月)]

別に祝日でも何でもない月曜日。

お休みじゃないので、どこ行っても空いてるという楽観読みで行動。

なのでちょっと遅めの8時起床。

 

とりあえず朝のニュース眺めながら、昨日買った朝用のコンビニ飯を食べる。

考えるのは今日どこに向かうか。

まーた、ぎりぎりまで悩んでいましたが、結局掛川観光を挟んでから、次の街へ出発するようです。

 

掛川は以前、この時から見て1年前の8月に日帰りで訪れたことがあります。

(その時も掛川だけでなく、18きっぷで静岡をぶらぶらしてましたが。)

ただ、前の時は到着したのが15時くらいで、掛川城を楽しんでいたら行こうと考えていた施設が閉まってしまいそのまま帰宅・・・という過去があります。

 

なので、今回はそこに行こうかなと。

何を悩んでたのかと言うと、この行きたい施設をスルーして

朝から抹茶パフェを食いに行こうとしていたんですよ、この男。

 

ただ、昨日2つも抹茶パフェ食べてる上、なんだかお腹の中にまだそれらが残ってる感じがして残念ながら気分が乗らなかったので断念。

もう年だね。こんなことで実感するとは。

 

チェックアウトしたのは9時半頃。

ホテルを出たらそのまま昨日も利用した掛川駅前のバスターミナルへ。

この日初めて訪れる場所は、掛川花鳥園

 

掛川花鳥園は、公式ホームページでも紹介されている「『花と鳥とのふれあい』が楽しめるテーマパーク」という煽りに相応しい施設で、屋内・屋外それぞれ楽しめる場所があるため、雨の日でも問題なく楽しめます。

また、駐車場も広かったり、施設内にスロープが設置されているのでベビーカー等も使えるためファミリー層も車で訪れやすい他、施設の内容としてもゆったり好きなように回れるのでデートにも向いていますよ。

 

開園時間は以下の通りです。

平日は 9:00~16:30 (最終入園16:00)
祝日は 9:00~17:00 (最終入園16:30)

 

入場料は基本、

大人(中学生以上)1500円、子供(小学生)750円、小学生未満無料となっています。

大人料金1500円なので、中学生がプライベートで訪れるのには少しハードルが高そうですね。

そもそも掛川に中学生が沢山来ることはあんまりなさそう。

料金体系がもう少し分割されると子供が来やすいのかな。

小学校とかの行事でなら行くことはありそうだけど。

 

この掛川花鳥園では、定時イベントとしてペンギンを膝に乗せたりフクロウを腕に乗せて写真が撮れたりします。

※別途料金がかかります。ペンギン:1回500円、フクロウ1回200円。

 

その他のイベントには3種類のバードショーが毎日実施されています。

職員の人も言っていましたが、平日も祝日も関係なく毎日バードショーをやっているのは中々珍しいと思います。普通に考えて大変だしね。

ただ自分が訪れたのは月曜日でしたが、中々の数のお客さんで賑わっていました。

毎日やるのにはそれだけ見てくれる人が毎日来てくれている施設、という面がありそうです。

 

さて、掛川駅からのアクセスについては徒歩とバスがあります。

徒歩の方は南口から出て、ほぼ真っ直ぐ歩くだけ。

f:id:resyuta:20220120143014p:plain

掛川花鳥園公式ホームページより。

高速道路の下は少し狭めのトンネルになっています。

距離は約1㎞ないくらいなので、時間にして約10分で到着できました。

 

公共交通機関の場合は、バスで掛川花鳥園前まで向かうことができます。

f:id:resyuta:20220113143749p:plain

前編でも貼ったバスロータリ―の画像。掛川市公式ホームページより。

バスは南口ではなく北口から出ています。利用するのは市街地循環線南回りを利用します。

この画像で言うと「2番乗り場」になります。

気を付けてほしいのは、「市街地循環なら北回りでもいつかは行けそうだな」となりそうですが、いつまで経ってもたどり着くことはありません

北回りと南回りでは巡回している行路が異なります。
なので、必ず南回りのバスに乗車してください。

市街地循環線のバスは北・南回りどちらも乗車賃は100円。

安い。

 

バスでの移動時間は約10分から15分。

ちょっと遠回りして向かうため徒歩と同じくらい。

なので、ちょっと時間かかるけど楽したい人はバス、その程度と気にしない人は徒歩を選択するといいでしょう。

 

今回は行きはバス、帰りは歩きで行きました。
帰りはバスの時間が合わなかっただけだけど。

 

掛川駅を9時45分に出る市街地循環線南回りに乗車して、10時手前くらいに掛川花鳥園最寄りの花鳥園前バス停に到着。

f:id:resyuta:20220121150507j:plain

ここから入ります

入り口だけ見ると、広い神社やお寺にあるお手洗いに見える。

入るとすぐ、入場券売り場があるのでそこでチケットを購入。

さっそく見ていきましょう。

f:id:resyuta:20220121155519j:plain

チケット売り場を抜けてすぐにある。かわいい。

先にネタバレになりますが、掛川花鳥園にはハシビロコウがいます。

後で紹介しますね。

 

チケット売り場の裏側に位置する場所は、お土産売り場になっています。
ここの出入り口は一つしかないので、帰り際に買えるようにということなんでしょう。

まぁこれに関しては、どこのテーマパークでも出口付近にお土産を買えるように位置しているので不思議なことではありませんね。

 

では進みますか。園内マップはこちらから。

カメラのマークをクリックするとどんな風景か見ることができます。

一応切り取ったマップも掲載しておきますね。

f:id:resyuta:20220226185902p:plain

掛川花鳥園ホームページから。

順路的に屋外エリアに向かうには屋内エリアを必ず経由する必要があります。

f:id:resyuta:20220121160956j:plain

オシドリの池。オシドリ以外もいるように見えますね・・・。

f:id:resyuta:20220121161042j:plain

ペンギンプール

屋内エリアに入る手前に、ペンギンとオシドリが観察できるちょっとしたスペースがあります。

もうここだけで既に足が止まる。

オシドリの方は永遠と水源の方に向かって泳いでいたんですよ。

なんなんですかね、これ。水流的に食べ物が流れてきてるのかな。

 

ペンギンの方は自分が見たときは泳いでいるのは1匹だけで、あとは何故か全部同じ方向を見て突っ立っていました。

日向ぼっこという感じでもないし、あれかな。彼らの方も飼育員さんからもらえる餌を待っているのかな。

 

園内エリアに入るとまず目につくのは、

f:id:resyuta:20220121161855j:plain

このお花のエリアです。
「花と鳥の」の花の部分です。

 

この場所は喫茶店やバイキングエリアとなっており、お花を眺めながら食事を取ることができます。

付いたのはお昼よりも全然早い時間だったので、レストランはやっていませんでしたが。

 

このお花のエリア写真左奥側から屋外エリアへ抜けることができます。

10時半頃から屋外エリアでバードショーがあるようなので、それまでは屋内エリアで時間を過ごしましょうか。

 

右手に抜けると

f:id:resyuta:20220121164240j:plain

あぁあ、かわいいですねぇ。。。

f:id:resyuta:20220121164136j:plain

凛々しいお顔もまた素敵。。。

f:id:resyuta:20220121164323j:plain

なんだこれは・・・。

フクロウなど、割と小柄な鳥たちがお出迎えしてくれます。

足についてる鎖にはあえて触れない。

 

見ての通り柵があるので限界まで近づいて写真を撮る、
というのはやっちゃだめですよ。
撮りたかったら大人しく課金して定時イベントに参加しましょうね。
この写真もちゃんと柵の外から撮ってます。

 

この右手のエリアは一列に鳥たちが並んでいる以外は、だだっ広いスペースです。
屋内イベントのステージになるみたいなので、他に置いてないんでしょうな。
奥側には扉を挟んでまた別の鳥と触れ合える屋内エリアがあります。

 

写真を片っ端から撮ったり、時々発せられる鳴き声にビクッとなりながら楽しんでいるとバードショーの時間に。

先ほどのお花のエリアを抜けて屋外へ。

 

この日はそこそこ風が強く体が冷える冷える。
まぁ、我慢です。

 

始まるまで少しだけ時間があったので屋外に展示されている鳥たちを観察。

f:id:resyuta:20220211200203j:plain

イかしてんねぇ!!

この時は知らなかったですが、バードショーにでも大活躍だったので紹介はその時に。
写真撮ろうとするとすぐそっぽ向くので撮るのめっちゃ大変だった。

 

そしてバードショーが始まる。
見た感じ子供連れのファミリーが多かったような気がする。
次いでカップル。
僕みたいなおひとり様は数えられる程度でした。

なんで????

 

バードショーを見ながら写真も撮りました。

f:id:resyuta:20220211201742j:plain

ほら

f:id:resyuta:20220211202127j:plain

はい

f:id:resyuta:20220211202203j:plain

な?

・・・・・・・・・・。

 

 

 

『やりました……。やったんですよ!必死に!
その結果がこれなんですよ!
1年振りのカメラを構えて、初めて動体撮影をして、
今はこうしてひどい出来をネタにしている!
これ以上なにをどうしろって言うんです!
何ができたって言うんですか!』

 

やっぱり練習する機会を設けるしかないよなぁ。
でも風景撮るのが、というか俺目線で見た旅の記録を残すのが主目的だから一生練習しなさそう。

 

話題を戻してバードショー。

このバードショー、結構迫力があります。というのも、

f:id:resyuta:20220211203259j:plain

バードショーはこのくらい近い距離で見ることができます。

自分たちの頭上をバンバン飛んでいくんですよね。
観客と観客の間の隙間とか滑空して行ったりするので、羽が当たっちゃってるお客さんとかいました。

めっちゃ笑ってましたが。

そこはまぁ鳥さんの機嫌とコントロール次第なので、事故りたくない人は祈りましょう。

 

バードショーに登場するのは基本猛禽類です。

フクロウ・ミミズク・鷹とか。

軽快なトークとそれぞれの鳥たちの説明や雑学が織り交ぜられながら、
時々言うこと聞いてくれず好き勝手する鳥たちに振り回されながら進行していくバードショーは笑いどころも沢山あって中々楽しい時間となりました。

 

じゃあ、ここでさっき紹介するっていった鳥について。

あの子の学名はヘビクイワシ。英語での表記は[Secretary Bird]。
Secretaryとは日本語で秘書を意味する言葉です。
ヘビクイワシは頭の後ろに黒い羽根のようなものが生えていて、
これが羽根ペンを刺しているように見えることから[Secretary Bird]と命名されたらしいです。

 

主にサバンナ辺りに生息しており、餌となるのは昆虫や小型の哺乳類を食べるほか、その名の通りヘビを捕まえて食べることがあります。

その仮の方法が独特で、なんと相手の急所(頭)を的確に狙った"キック"で仕留めます。
この急所というか、どこを狙えばいいかは遺伝子に刻み込まれてるらしく、
誰に教わるまでもなくできるようになるらしいです。

神秘感じちゃうな~。

 

キックの様子は下の動画からどうぞ。
(50秒あたり。この時はヘビクイワシが気まぐれで動き回ってめちゃくちゃ面白かったです。)

 

高いところにある急所もこのように。
華麗なジャンプキックが繰り出されます。
そして相手が弱った後は、執拗にバシバシと頭を何度も踏みつけて相手を終わらせます。

 

こんな感じで、バードショーが進んでいきました。
是非一度訪れてバードショーを見学してみてくださいね。
見てるだけでめちゃんこ楽しいので。
バードショーは30分ほどのプログラムです。

 

バードショー終了後はそのまま外で見られる鳥たちを鑑賞。

f:id:resyuta:20220220185219j:plain

当時別の地域で脱走してちょっと話題になったエミュー。でかいね。

f:id:resyuta:20220220185622j:plain

ペリカンもいるよ

他にもカモや白鳥、屋外バードショーで登場した鳥たちがいます。

 

場所は再び戻って屋内。
ひとまずバードショー前までにいた場所ではなく、バイキングエリアの奥側へGO。

エリア名は『オオハシとトキの部屋』。

f:id:resyuta:20220220192203j:plain

屋内放し飼いのエリアに出ました。

名前の通り(オニ)オオハシやトキが多数いるほか、様々な鳥が自由に過ごしています。
写真で見直してみると全然伝わらないことに気が付いたんですが、「おお!」ってなります笑

圧巻です。

f:id:resyuta:20220220192746j:plain

f:id:resyuta:20220220192410j:plain

f:id:resyuta:20220220192429j:plain

よもぎみたいでかわいい

f:id:resyuta:20220220192510j:plain

f:id:resyuta:20220220192520j:plain

こんな感じでめちゃ近くで写真を撮ったり見たりすることができます。
ふれあい制限の柵とかないです。
気を付けないといつの間にか踏んじゃうんじゃないかと思うほど近いです。

 

気を付けると言えば、ここ放し飼いなんであちこちに、それはもう無作為にフンが落ちてるんですよ。
定期的に掃除されてるんですが、流石に生理現象だしいつ鳥がするかもわからないですからね。どうしても常に綺麗とは言えません。

なので、お気に入りの靴なんかで入ると気づいたら踏んでたとか普通にあり得るので、訪れる前にチェックした方がいいと思います。
フンだけに。(激ウマギャグ)

あと、丈の長いコート。
地面を摺るようなデザインのものは流石にないと思いますが、ちょっとしゃがんだ際には地面にくっつくことありますよね。
そのタイミングでフンが付くことも考えられるので要注意。
僕はやらかしかけました。ギリセーフだったけど。

 

あと今更だけど臭いももしかしたらきついかもしれない。
マスクしてたからあんま気にならなかったけど、敏感な人はどうなんだろ。
それ言い始めたら動物園アウトか。

 

まぁそのリスクの分近くで楽しめるということで一つ。

f:id:resyuta:20220226194746j:plain

籠の中の鳥。

何故かこのエリアで唯一鳥籠に入れられていたオオハシ。

多分近くでも見られるようにだと思うけど、限られているとは言え、
果たして外の世界を自由に飛び回る仲間たちをどんな気持ちで眺めているのだろうか。

謎の悲壮感を感じたので次のエリアへ。

 

そのままさらに奥へ抜けていき、『エボシドリとヘラサギのエリア』に・・・、

向かうその手前の扉。

f:id:resyuta:20220226200744j:plain

ぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶち

一心不乱に壁をえぐり続けるオウムとそれを一瞥し横を通り過ぎ去る飼育員。

多分どうしようもないし、いつものことなんだろうけど僕がその光景を見た瞬間の感想は、

 

きっっっっっっっっっっっっっっっっも!!!!

 

なんというか複数の同個体がひたすらに壁をついばみ高速でむしり取る姿は何とも言い難い不安感を覚えさせられました。

「意味の分からない行為に直面した時の恐怖ってこういうことなんだろうな」

と場違いな感想を覚えてしまったため、さっさと扉に入りました。

 

まぁ、人間同士でも意味わからんと怖いと思うこともあるわけだし、まして他の生き物なら猶更そう感じることもあるよなあ。

f:id:resyuta:20220226202556j:plain

f:id:resyuta:20220226202506j:plain

かわいい

f:id:resyuta:20220226202630j:plain

くちばしの形面白いね

f:id:resyuta:20220226202719j:plain

テープが気になるみたい

f:id:resyuta:20220226202857j:plain

レースみたい。広がった姿も見てみたい。

f:id:resyuta:20220226203344j:plain

睦まじい

さて、お待ちかね。この奥のエリアが掛川花鳥園に来園する目的の一つにもなる鳥のいる場所。

ハシビロコウの森』

f:id:resyuta:20220226204923j:plain

動かねぇ・・・。

高台から我々人間を見下ろすように君臨するのはハシビロコウ
「動かない鳥」として有名ですが、まぁいうほど全く動かないというわけではないです。あとでかい。

降りてきてさえくれれば割と近くで見ることができますが、残念ながら訪れたときはずっと高台にいました。

 

ハシビロコウは主に魚を捕って食べるます。なので魚をとらえるためにじっと動かないというわけですね。

短い距離ですが、羽を広げて飛ぶこともできます。
退化した影響で鳴き声をあまり出しませんが、(代わりというわけではないですが)その大きなくちばしを叩き合わせるようにするクラッタリングという行為で仲間とコミュニケーションをするそう。

それから愛情表現として頭を振るようしておじぎをするそうです。飼われてるハシビロコウは餌をくれる飼育員さんにやるみたいです。かわいいですね。

 

また基本単独行動が好きで、近くに仲間がいても一定の距離を保つそう。
親近感が湧く。

 

ちなみに夜行性。
こんなん夜中にいきなり目の前に出てきたら失神する自信がある。

 

ハシビロコウしかいないエリアというか部屋というか。
そういう場所に入ってほかのお客さんとしばらく眺めていましたが、なんも変化がないのでさすがに退室。次お目にかかるときは動いてる姿も見たいね。

 

そんなハシビロコウ掛川花鳥園以外では以下の場所で見ることができます。

・東京:恩賜上野動物園
・千葉:千葉市動物公園
・栃木:那須どうぶつ王国
・兵庫:神戸どうぶつ王国
・島根:松江フォーゲルパーク
・高知:高知県立のいち動物公園


関東圏に集中している気はありますが、西日本でも意外と見られる箇所があるんですね。
兵庫なら関西に住んでる人も行きやすそう。
東北から上の人は頑張れ。いつか会えるよ。

 

退室後はそのまま施設入口に向かう感じで真下に進行。
そして恒例写真垂れ流し。

f:id:resyuta:20220228233027j:plain

f:id:resyuta:20220228233106j:plain

上はさっきと同じエリア。
下はオウムが一心不乱に壁をえぐってたエリア。

f:id:resyuta:20220228233129j:plain

このエリアではドクターフィッシュと戯れられます。

f:id:resyuta:20220228233555j:plain

f:id:resyuta:20220228233619j:plain

f:id:resyuta:20220228233649j:plain

f:id:resyuta:20220228233702j:plain

恐竜みたいだぁ。とさかというかもはや骨。

f:id:resyuta:20220228234508j:plain

かわ

とまぁこんな感じで入口までたらたらと後ろ髪をひかれながら戻ってまいりました。

ちなみに入場してすぐ右手側には、

f:id:resyuta:20220228234915j:plain

f:id:resyuta:20220228235052j:plain

f:id:resyuta:20220228235131j:plain

こんな感じガラスで覆われた空間の中にフクロウたちがずらっと並んでいます。
世界のフクロウ展みたいな感じ。
入ってすぐ見てもいいし、自分みたいに帰り際に眺めていってもいいと思います。

ここで写真たくさん撮ったのに後で見返してみたらガラスの反射で自分が映りまくってて使えなかった・・・。まぁ顔ばれしたところでモブ顔以下だしいいんだけど、ネットリテラシーの高さを無駄にアピールしていく。

 

てか、今までの記事の中で絶対リテラシー満たせてないやつあるだろ。今更感。

 

さて最後にフクロウたちを楽しんで掛川花鳥園にさようなら。
時間が許すなら、ずっと君と居たかった。


忖度抜きで全然いつまでもいることができます。
バードショーの他にも鳥を文字通り間近で見ることができ、ハシビロコウ含め中々珍しい体験ができる場所でした。

素直に楽しかった。いつかまた。

 

駅前まで歩いて、時刻は12時前。

家に帰るので静岡駅方面の列車に乗るのは確定だけど、
それ以外何も決まっていない。
まぁ掛川駅に居ても、もうすることないので列車にだけは乗る。

 

いい時間なのでお昼もどこかでとりたいな。

 

列車に乗りながらこの後どこでふらっと降りるか考えていた時、
降りる理由としてご飯もありだなぁ、と思ったのでこの軸で考えてみる。

最初は「やっぱ静岡といえば餃子だよな」とか考えてたけど、そもそも浜松通り過ぎてる逆方向ということで却下。

なんかお前いつも静岡来て「餃子食いてぇ~」とか思うたびに却下になってるな。

 

でも結局静岡来て、いつも入るのは

f:id:resyuta:20220303204653j:plain

やっぱり、さわやか なんだよなぁ。

別に絶対ここじゃなきゃいけないってわけじゃないんだけど、その土地のチェーン店って限定感あって足が向いてしまう。お手軽だし。
半分行くのがノルマみたいなところある気がする。

単純にハンバーグおいしいのもあるよ。

なんというかこういう「お肉!」っていうのを
感じられるファミレスが他にないしどうしても惹かれてしまう。

 

入ったのは静岡駅近くの新静岡セノバ店。
JR静岡駅からは5分くらい歩く。
静岡駅前は結構広く地下道が広がってるから天候気にせず移動しやすいのはいいよね。

 

着いたのが13時くらいだったけど、その時間で1時間待ち。
平日でも結構待つね。
これが普通の道路沿いの店舗だったらちょっと迷うけど、新静岡セノバはショッピングモールなので、待ち時間は館内を適当に回って時間を潰せるので〇。
ありがたいありがたい。

 

なので、昼食にありつけたのは14時頃。
この時間の店内は学校上がりの高校生でいっぱいでした。
一人で4人席占領してたので若干心苦しい・・・。
ただしばらくするとランチラッシュも過ぎ、席に空きが出てきたのであんまり気にせずゆったりと食事が取れました。

これが土日祝日だったら、一人に人権はなかったかもしれない。
言うほど気にしないと思うけど。
ただ一人で3時間とか待つのは厳しいかもなぁ。

 

さわやかのいいところは、味だけじゃなくて店員さんのサービスなんだよね。

焼いた後、食べてる途中に焼き加減はどうかとか声をかけてくれる。
一般のファミレスならありえないよね。
初見の時感動したわ。

 

それはそれとして、
さわやかの食レポ前した気がするし、全く同じメニューしか頼まないからやらなくていいよね・・・・?

 

というわけで食事タイムはすっ飛ばし、ごちそうさましたのが15時前。
ここから横浜までが大体2~3時間くらいなので、
ここを出るのは17時くらいにしたい。
というわけで最後はここ静岡駅周辺を散策して終わり。

 

まず向かったのは静岡市役所。
ここには、

f:id:resyuta:20220306182705j:plain

こいつがある!
プラモデル型郵便ポスト

これは『静岡市プラモデル化計画』の一環で、市役所内の郵便ポストをデザインしなおしたものです。
再設置されたのは2021年3月19日と割と新し目。

静岡市はなんとプラモデルの生産の80%を誇る出荷数を担っており、
今回はこの強みをアピールしつつコロナなどで低下した観光客の回復やさらなる認知度の向上を図るためのプロジェクトがこの『静岡市プラモデル化計画』のようです。

 

プラモデル化されたのはここを含めて、現在は合計で4か所あるみたいです。
詳しくはこちらから見てみてください。下記公式リンクです。
※上のと同じリンク

www.shizuoka.hakuhodo.co.jp

どこも静岡駅の近くにあるので、それぞれ巡ってみるのもいいかもですね。
僕はちょっと時間がなかったので、今回はスルー。
次回に期待。

 

最初ちょっとどこか迷ったけど場所的には、
常磐公園から続く青葉通り側。
そこに設置されています。

f:id:resyuta:20220306184500j:plain

ここだよ。

このあたり。

こういう試みは面白いからついでに寄れるなら見ておきたくなる。
正直このために静岡行くか?って言われたら行かないし。

 

見るもの見たので次の場所。

静岡市役所の向かいにある静岡県庁を抜けて、さらに奥。
駿府城公園

f:id:resyuta:20220308194524j:plain

静岡市役所側から見た静岡県庁。

f:id:resyuta:20220308194609j:plain

県庁を抜けて。

f:id:resyuta:20220308194744j:plain

櫓は残ってます。

よくある城址公園ですね。
桶狭間の戦いで戦死した今川義元で有名な今川氏は室町時代にかつて静岡を治めていました。このころはまだお城ではなく館だったみたいです。
その後安土桃山時代になってなんやかんやあって最終的に徳川家康の領地になります。
だからか、駿府城公園では徳川家康の像を拝むことができます。

公園自体は城跡ということもありそこそこ大きいです。

 

俺が行ったときは、学校終わりの子供たちが遊んだりお話ししていました。

f:id:resyuta:20220308194846j:plain

噂の家康。

また、この駿府城公園では2016年から2020年まで天守台の発掘調査が行われていました。現在はその発掘調査現場を見学することができます。

f:id:resyuta:20220308200018j:plain

 

f:id:resyuta:20220308200041j:plain

また、発掘調査の基本情報を展示している『発掘情報館 きゃっしる』と呼ばれるプレハブが併設されています。こちらは9時~16時30分(入場は16時まで)となっているので、閉まるのがちょっと早い感じですね。入場は無料。

 

一通り見たら公園を出て別の場所へ。
駿府城公園からは北側へ歩いて10分ほど。

f:id:resyuta:20220310195022j:plain

見えてきた。

f:id:resyuta:20220308201240j:plain

静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)。

この名称は総称で、正式名称は「神部神社(かんべじんじゃ)・淺間神社(あさまじんじゃ)・大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)」といいます。

なんじゃそりゃ、と言いたくなりますが、その名が表す通り法人としては三社から成り立っています。ただ、三社とも独立の神社として祭祀されています

法人番号見た感じ、統合されたのは割と最近見たいですね。

お金の問題とか管理のしやすさとか、そういうことなのだろうか・・・。
邪推しかできないから言えることないけど。

 

ここも語れることないので流しながら。

f:id:resyuta:20220310195137j:plain

門をくぐった正面。

f:id:resyuta:20220310195156j:plain

社殿の上にさらに社殿が乗った二階建て。浅間造(せんげんづくり)と言うらしい。
1300社以上ある浅間神社の中で、4社だけにしか見られないそうです。

f:id:resyuta:20220310195252j:plain

どの神社を見ても派手にキマってる。

f:id:resyuta:20220310195348j:plain
上の写真の八千戈(やちほこ)神社の隣にある、長くて急な階段を上って右手に少し行ったところ。麓山で「はやま」って読む。
というか階段が割ときつかった手すりがないのと、階段はがたがたなので歩きにくいしで、バックパック背負ってるといつバランス崩してしまうかひやひやした。
行く人は注意かな。

f:id:resyuta:20220310195410j:plain

古墳もあるよ。
円墳でパッと見小さいけど、大きい部類。

f:id:resyuta:20220310195441j:plain

f:id:resyuta:20220310195509j:plain

横穴式石室なので、古墳時代後期以降に作られたのはわかる。
残念大学受験知識ではここまでしかわからない。
およそ1500年前のものらしく、出土品が豊富で境内の文化財資料館に展示されているので、時間のある人はそちらもどうぞ。
あ、ちなみに。
この古墳の入口は扉で施錠されている上に緑のネットで覆われている
中は薄暗く肉眼ではよく見えないです。
この写真はネットの隙間からミラーレスで光を集めて頑張って撮った写真だよ。

f:id:resyuta:20220310200107j:plain

下りは別のルートから降りた。
こっちは緩やかな階段になっていた。こっちから登ればよかった。

こんな感じで時間をつぶすように散策して、あとは駅まで適当に遠回りしながら向かいました。
そういや途中レモネードが飲みたくなったので新静岡セノバで見かけた『LEMONADE by Lemonica』に立ち寄りました。
意外とできたのが2021年の9月末ごろかつ静岡初進出とか。
調べたら意外と全国的にぱらぱらと出店してる感じなのね。
おいしいよね、ここ。

 

という感じで、この後だらだらしながら
静岡駅まで戻ってお土産買っておうちに帰りました。

 

最後めっちゃ雑な感じになったな。
前後編で1万ずつ計2万文字なので勘弁してくれ。

 

今回の旅は珍しく入口以外細かいところまでは
ほとんど計画練らなかったので、ある意味新鮮でした。

2022年も隙を見て旅に出ていろいろなものに触れていきたいと思います。
ひとまずは京都とサンライズ出雲で島根に出て、そこから山口の萩にでも。
なんだかんだやりたいことだらけなので、もう少しは生きる理由にもなってくれそう。

このブログで日本一周で何したかも書ききりたいところだしね。

 

ということで、このあたりで10周年記念の記事は終了。
次回はようやく九州一周編の続きに入れる。
今年中に書き終えることができるのだろうか・・・。

 

それでは、またね。

グルメに釣られて、名古屋と静岡をふらふらする2日間 前編

こんにちは、しゅー太です。

 

昨年2021年は泊りでの一人旅を始めてから、10年目という個人的に記念すべき年でした。

めでたいね。

だというのに2021年は12月まで一回も1泊以上の旅行に出られていませんでした。

11月くらいまでコロナワクチン打ててなかったのもある。

 

「このままだと連続記録が。何とかしなくては。」とくだらないことを考え始めたのが12月の半ば頃。もう年が明けるね。

そして一週間ちょっとしたら、ハッピーメリークリスマス。

そんな中を一人でぶらぶらと散策なんてできません。だってつらいから。

 

以前暮らしていた、もう馴染みもない街のクリスマスツリーの前を一人通り過ぎるだけの男になってはいけないよ。

年末はお金もっとかかるし控えたかったのが主な理由。

 

なので出発は自動的にその前の週。今回は12/19(日)と12/20(月)におでかけしてきました。

最初は京都にしようかなぁと考えていたんですが、やりたいことができたので、名古屋まで行きました。

 

決めたの12/18の土曜なんで、ほんと直前なんですが。

 

今回の旅は意地でも前後編で書く。

 

[1日目:2021年12月19日(日)]

というわけで、7時30分頃に発車する新幹線に間に合うように朝6時30分頃に家を出る。

なんだかんだ旅に出るときは、ほぼほぼ地元の駅の始発に乗車してきたから、ここまで遅く家を出るのは新鮮。

平日だったら6時で通勤する会社員で満席ですよ。

今はコロナもあるし違うのかな。

でも始発から旅に出ると一日をめちゃくちゃ有意義に使った気になるので、お勧めですよ。

 

7時20分頃に新横浜駅に到着。

ここから1時間30分もしないで名古屋へ。

在来線を使うと5時間かかるところがあっという間よ。

感動しかない。

f:id:resyuta:20220106003407j:plain

 

まぁ、帰りは在来線オンリーなんですけどね。

 

はい。

 

つまりはそういうことです

在来線から逃げるな。

 

名古屋にも行きたいところはあったけど、静岡にも行ってみたいところがあったので、「それならどちらも行けばいいのでは?帰りならいろいろ時間に柔軟性を持たせやすいし、ええやん?天才か?」となりこの形を取りました。

 

途中ちょこちょこ降りる予定だから、ずっと乗りっぱなしでもないから辛くないしね。

もう耐性は獲得済みなんだ。

 

それよりあれだねこれだよ。

新幹線のWi-Fi通ってるよ詐欺、どうにかなってほしいよねー。

繋いでもほぼ無意味。最近のビジホの方が繋がる。

さすがに強欲か。

 

さて名古屋に着いたのは、8時45分頃。

f:id:resyuta:20220106003637j:plain

名古屋のランドマーク、JRセントラルタワーズ
複合商業ビルでホテルも入っている。

もう目的地に向けて出発してもいいけど、名古屋で”朝”と来たら?

モーニングですよ、モーニング!

行きたいお店は新幹線の中でばっちりチェック済み。

もちろんです、プロですから。(?)

 

今回選んだのは、コンパルイチカ店さん

www.konparu.co.jp

コンパルは、1947年に創業し、現在市内に9店舗を展開する老舗の喫茶店です。

イチカと言うのは、名古屋駅の北側(桜通口・金時計がある方)にある地下街の名称です。

※上の写真は、南側(銀時計がある方)なので逆側になります。

 

駅からは歩いて5分しないところにあります。

北口を出たら右手にある地下街への階段を降ります。

多分沢山の人が流れていくから迷わないと思う。

 

階段を降りてすぐにある十字路は直進。右折も左折もしません。

直進するとすぐ少し古臭い別の地下街に切り替わると思います。

そこがメイチカです。

次の十字路は左に曲がります。

あとは道なりに歩くだけ。

f:id:resyuta:20220106003810j:plain

到着です。お疲れさまでした。

写真は食べ終えた後に撮ったので、そんなに並んでないですが、着いたときは結構並んでいて20分は待って入りました

なので、早めに行くか別の店舗へ行くといいのかなと思います。

 

今回注文したのは勿論モーニングセット。

好きなドリンク(は420円から)に130円でオーダーできます

やはりコーヒーがおすすめらしいのですが、今回はアイスカフェオレを選択。

ちょっと甘めのものが欲しかったから仕方なし。

注文から5分ちょっとでサーブされました。早くて助かる。

f:id:resyuta:20220106003926j:plain

頑張って中が見えるように立ててみた

モーニングはおいしいハムエッグトーストが二切れのセット。

これで550円。

食べてみた感想は、見た目以上にボリュームがあり且つ満足できます。

しかも言うまでもなくおいしいです。いい具合に食欲を刺激される味。

何がいいかって出来立てと言うバリューもあるのですが、中に使われているソースが絶妙にマッチしている。

来た価値は確実にありました。

 

食べ終えた後、出発する前にテイクアウトでエビフライサンドを購入。

買う予定はなかったんだけど、メニューを見てたら食べたくなっちゃった。

どうせ何も考えなければお昼抜きそうだし、対策も兼ねて。

他にも旨そうなサンドが沢山あったし、名古屋住みの人が羨ましい。

朝混んでて、名古屋住みの人は逆に利用しにくそうだけど。

 

さてお店を出て最初に目指すのは、熱田神宮

熱田神宮三種の神器で知られる草薙剣(くさなぎのつるぎ)が祀られる神社になり、その奉納に始まる神社でもあります。

ここからちょっとだけ備忘録のつもりで十握剣の話をするので、興味ない人は下をクリックして飛ばしてつかあさい。

 

■説明をスルー■

 

草薙剣天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)とも呼ばれ、日本神話の中で須佐之男命(スサノオノミコトが『八塩酒(やしおりのさけ)』と『十握剣(とつかのつるぎ)』を用いて八岐大蛇(ヤマタノオロチを退治した際に尾の中から見つかったと言われる神剣です。

Wikiで八岐大蛇を調べたら「ずたずたに斬った」って随分なこと書いてあって笑うわ。

 

ちなみに。

八岐大蛇の退治に使われた十握剣は『天羽々斬剣(あめのはばきり)』という固有名詞が付けれられています。聞いたことだけはあるって人いっぱいいそう。

が、そもそも十握剣は「拳一つ分を長さの単位として、それが十個分の長さの剣」という意味の一般名詞になるそうです。

つまり十握剣に個別の名前として天羽々斬剣という名がついているということですね。

初めて知った?俺も初めて知った。

天羽々斬剣は別名に「天十握剣(あめのとつかのつるぎ)」、「蛇之麁正(おろちのあらまさ)」、「蛇之韓鋤(をろちのからさひ/おろちのからさび)」、「天蠅斫剣(あめのははきりのつるぎ/あめのはえきりのつるぎ)」

があるそう。

最後の何故蛇じゃなく蠅・・・。

調べたら「刀の上を蠅が飛んだ際、自然と切れ落ちたから」という話があるらしいですが、日本書紀の誤植って話もあるみたいです。

 

天羽々斬剣、パチンコで覚えた人多そう(偏見)。

 

■つづき■

 

さて草薙剣

天皇の持つ武力の象徴とされています。

他の三種の神器はそれぞれ、

八尺鏡(やたのかがみ)知恵

八尺瓊勾玉やさかにのまがたま慈悲

を表していると言われています。

また、これらの実物はお目にかかることはできません

天皇ですら見たことがありません。皇室の即位式ですらレプリカを使います

(2019年のに即位式(即位礼正殿の儀)でこれらのレプリカが話題になりましたね)

むしろ誰が生きているうちに見ることができるんだ・・・。

 

という訳で、草薙剣はこちら熱田神宮にご鎮座されていますが、拝むことは叶わないというわけです。

 

熱田神宮へは名古屋鉄道通称名鉄の名鉄名古屋駅から神宮前駅まで移動します。

名鉄名古屋駅では、名古屋本線の「東岡崎豊橋方面」や「中部国際空港・河和・内海方面」の列車を利用して行くことができます。

ミュースカイ』という列車も停まりますが、全車特別車の列車で特急と同じく追加料金が必要なので注意です。

 

とりあえず列車はすべて4番線から出るので、そこに行って、後は流れで。

JR名古屋駅から名鉄名古屋駅までは歩いて5分ほど。

案内板に従って向かえばそうそう迷うことはないと思います。

 

名鉄名古屋駅を出発して5~10分で、熱田神宮最寄りの神宮前駅に到着。

f:id:resyuta:20220106004027j:plain

自己主張の強い”M E I T E T S U”

f:id:resyuta:20220106003140j:plain

駅前の歩道橋から

右が駅で、駅はこの時期リノベーション中でした。
この歩道橋を渡ると熱田神宮です。駅からすぐです。

 

歩道橋から敷地に入ると左右の分かれ道があります。

右から行くと本宮に近くはなりますが、左にはすぐ東門があるので今回はそちらから参拝します。(駐車場を横切る形になるので気を付けましょう)

f:id:resyuta:20220108142235j:plain

東門からお邪魔します

東門を抜けると清涼感のある空間が続きます。

f:id:resyuta:20220108142853j:plain

雰囲気もあってかなり落ち着く。

f:id:resyuta:20220106225054j:plain

山奥にあると言われても信じてしまいそう。

突き当りまで先ほどの道を歩くと、丁字に行きあたるので右折。

f:id:resyuta:20220108143205j:plain

鳥居をくぐって進みましょう。

くぐるとすぐ左手に手水舎があります。

コロナになってからどこも封鎖しているのを目にしていましたが、熱田神宮のは使用可能になっていました。

f:id:resyuta:20220108144251j:plain

またどこの神社の手水舎も気兼ねなく使用できる時が来るのを願って

また近くにはご神木の大楠があります。

f:id:resyuta:20220108144307j:plain

弘法大師の号を持つ空海が植えたと言われています。

この大楠にはが住み着いているらしいですが、人前に姿を現すことは少ないらしく、中々見るのは難しい様子。見れたらラッキー。

 

通りをまっすぐ進むといよいよ本宮前。

f:id:resyuta:20220108143708j:plain

本殿の鳥居手前の壁。何故か惹かれた。

f:id:resyuta:20220109172403j:plain

最後の鳥居をくぐればご対面。

f:id:resyuta:20220108143353j:plain

本殿(ちょっと暗くなってしまった)

勿論お参りをしていく。

旅の無事とコロナの終息と個人的に抱えている問題に関してのとりあえずの解決の期待を祈願。もりもり。

お参りが済んだら、お待ちかねのおみくじ。

さて年内最後の運勢はどうかな。

f:id:resyuta:20220108144341j:plain

記念のおみくじ。大吉。

おみくじパワーは舐めたらいけないですからね、期待できますよ。

 

お参りが済んだら境内散策へ。

f:id:resyuta:20220108143528j:plain

本宮隣にある神楽殿

少し戻って、東門から入って最初の丁字路あたり。

この辺りには『剣の宝庫 草薙館』という宝物館があります。

ここにはこれまで奉納されてきた刀が展示されています。

※これとは別に『文化館』という宝物館が通りを挟んで向かい側にあります。

 

ここには宝物館以外にもお土産を買える売店や、自動販売機、休憩スペースを兼ねた広場が設置されています。

以下、一帯の様子。

f:id:resyuta:20220108144435j:plain

剣の宝庫 草薙館

f:id:resyuta:20220108144413j:plain

船のオブジェもあるよ

かつて熱田は海路での移動が盛んだったため、そのイメージが投影されているらしい。

f:id:resyuta:20220108143737j:plain

二十五丁橋。名古屋最古の橋。

f:id:resyuta:20220108151630j:plain

・・・・・・?

続いて、最初の丁字路を左折する方向に進みます。

f:id:resyuta:20220108143933j:plain

徹社(とおすのやしろ)

熱田神宮に祀られている天照大御神の和魂(にぎみたま)が祀られています。

和魂とは神様の穏やかな面で、穏やかじゃない面は荒魂(あらみたま)と言います。

荒魂は本宮よりさらに奥の北側に位置する一之御前(いちのみさき)神社に祀られています。

訪れたとき存在を知らなかったため、そっちは直接拝めなかった・・・。

f:id:resyuta:20220108144105j:plain

楠之御前(くすのみまえ)神社

こちらでは安産や縁結びなどを祈願できます。

 

丁字路を左折した先はこんな感じ。

最後まで進むと正門に辿り着きます。

f:id:resyuta:20220108151952j:plain

鶏の放し飼い。まじか。

境内から鳴き声は聞こえてたので、何処かで飼われてるのかなと思ったら茂みから普通に出てきた。なんで??

 

正門を抜けた近くには、上知我麻(かみちかま)神社と別宮八剣宮があります。

f:id:resyuta:20220108152318j:plain

学問向上のご利益があるよ

f:id:resyuta:20220108152609j:plain

はいでーん

f:id:resyuta:20220108152736j:plain

本殿まではいけません。

訪れたときに見たものはざっとこんな感じ他にもまだ拝むことのできる場所があるので、寄ってみてくだだだださい。

宝物館も全部見て回るなら2時間以上は欲しい気がします。

参拝だけなら秒で終わる。

 

一通り満足したので、次の目的地に向けて出発。

時刻は11時手前。

という訳で本日のメインイベント①

名古屋で有名なお茶の産地・西尾で抹茶パフェを食べよう!

このブログの一本目の自己紹介でも話していますが、僕、抹茶パフェに目がなくて。

ぶっちゃけこの旅も抹茶パフェを食べに出てきたみたいなところがあります。

やりたいことがこれ

 

という訳で名鉄名古屋線、吉良吉田行に乗車しそのまま南下。

大体一時間ほど揺られて西尾駅に到着。(写真撮り忘れた。)

 

地方の街って感じの場所で、建物は多いが高い建物はなく、道路が広い。

さてここからお店に向かうのだが、一応西尾市の観光サイトでも抹茶を推していて、どこで何が楽しめるか教えてくれる。

で、この抹茶が楽しめる場所はある程度固まっているが、駅からは結構離れている

 

実際『六万石くるりんバス』というバスがあり、最寄りのバス停である「横町屋敷」で下車できるのだが、

一日5本しかない。

f:id:resyuta:20220109190004p:plain

やる気を出してくれ

このレベルの時刻表を前に見たのは、かなり田舎の方に出た時だぞ・・・。

まぁ実際抹茶以外に目ぼしい観光名所もないからこんなものなのかもしれない。

抹茶が好きな人が遠方から来るときはレンタカー使うのがいいと思う。

一人旅だと予算跳ね上がるけどね。

 

六万石くるりんバスは8路線あり、横町屋敷に停車するのは上にも書いている通り「西野町線」です。下に引用元である西尾市の公式サイトを貼っておくので詳しくはこちらを。

六万石くるりんバス・いっちゃんバス|西尾市公式ウェブサイト

 

到着したのは11時40分頃。

13時半発のバスは流石に待てないので、歩いて向かいます。

歩きだと大体30分位かかったと思う。

f:id:resyuta:20220108153217j:plain

なにかお祭りチックなことやってる・・・。

歩いていると、出店が並んでいる通りがありました。

途中、パンフレット?チラシ?を片手に通りを行きかう人たちを見たのでこのイベント関連なのかな?

誰か捕まえて話を聞いてみればよかった。

 

ただただ普通の道路に沿って歩くこと20分くらいで、

f:id:resyuta:20220108153839j:plain

ううぇるかぁむ

ようやく入口ってことでいいかな?

f:id:resyuta:20220108153926j:plain

たぶん茶葉畑

このあたりからちらほらとお茶の雰囲気が感じられるように。

 

時間的には12時20分近く。

漸く目的地近くに到着。

 

今回訪れたのは 茶房 AOI さんです。

運営は葵製茶さんがされており、大正時代から続く抹茶メーカーの老舗になります。

f:id:resyuta:20220108154023j:plain

お店はこちらです。

カフェスペースは2階になります。

1階では製造された様々な抹茶製品が販売されてるよ。

 

入店すると左手に階段があり、カフェお利用の方は上がってくれという案内があるので、階段を登る。

登るとベルがおいてあり、これで店員を呼ぶことになっているみたいです。

新鮮だ。

鳴らすと、店員さんにメニューを持っていくから好きな席に座るよう促されるので、一番奥の席に座りました。

f:id:resyuta:20220108154127j:plain

この時は他に誰もお客さんがおらず独り占め。

明るく、和を基調とした内装。

テーブルの畳上の敷物いいっすね。

 

店内には巾着やら陶器などが展示されており、それらを購入することも可能みたいです。(実際後からお店に入ってきたお客さんが何点か買っていってた。)

 

f:id:resyuta:20220111192304j:plain

いろいろあるよ

パフェも何種類かあるみたいです。

ちょっと悩みましたが、頼もうと決めていた大人パフェを注文。

今度来たらSABO葵のパフェにしよう。

ちなみに大人パフェと大人ゼリーの違いはトップに乗っている抹茶アイスがあるかどうからしいです。

 

注文から10分位で大人パフェのご到着。

f:id:resyuta:20220108154207j:plain

ゼリーが中心のパフェは初めて

ミルフィーユ状に異なる味のゼリーが配置されており、抹茶・ほうじ茶・コーヒー味が楽しめます。(抹茶とほうじ茶が交互に来て、最後にコーヒーゼリーといった感じ)

ゼリーとゼリーの間にはパンナコッタ(抹茶とほうじ茶味)が配置されています。

どれも柔らかくて食べやすいね。

今まで見た中で、1,2を争うくらいには見た目が綺麗だなと思いました。

このお店のロゴもまとまってて好き。

 

ゼリーと言う性質上、土台がしっかりしていないので、上にある抹茶アイスを食べる際は、葵型の取り皿によそってから食べましょう

ゼリーでアイスが動いてスプーンじゃ掬えないんだ・・・。

 

どのゼリーもしっかり味がついていて、とてもおいしいです

一番最後にコーヒーゼリーを楽しめますが、写真の通り層が他に比べて厚く、甘くはないので、最初の方にある生クリームやあんこを少し残しておいた方がいいかも?

この生クリームもあんこも絶妙においしいんだ。

 

まさに「大人」を関するにふさわしい味。

美味かったです。ご馳走様でした。

f:id:resyuta:20220108154226j:plain

袋が用意されているのでゴミはこちらに入れましょう。

さて、こちらの茶房 AOIさんに来店される前に気を付けてほしいこととして、こちらのカフェは基本週末限定での営業となっています。

最近は月曜日もやっていたりしているようなので、来店される前にホームページで営業日を確認されてから行くことをお勧めします。

上にもリンク埋め込んでますが、ホームページリンク→こちら

 

お店を出たのが13時くらいで、駅に向かうバスが来るまで1時間以上ある。

この辺りをうろうろして時間を潰すのでもいいけど、残念ながら見れるような場所はなかったので、再び駅まで歩いて次を目指す。

抹茶ミュージアムなるものはありましたが、こちらは1名からでも抹茶の製造に関して工場見学できるらしかったのですが、前日までの予約が必要みたいだったので断念しました。→気になる方へ

 

さて、駅まで戻って13時半過ぎ。

ここから浜松方面へと進んでいきます。まぁ名古屋には戻らないのでね。

 

西尾駅からはこのまま名鉄名古屋線に乗って終点の吉良吉田駅まで進み、そこで名鉄蒲郡線に乗り換えてこちらも終点である蒲郡駅まで目指します。

 

13時43分に乗車しておおよそ10分後の13時55分に終点・吉良吉田に到着。

f:id:resyuta:20220108154324j:plain

最初「がまごおり」って読めなかった・・・。

名古屋線から蒲郡線に乗り換える際、ICカードで乗車した場合は手続きが必要になります。ホームを異動する際に手続するのでさながら関所ですね。

f:id:resyuta:20220108154645j:plain

こんな感じのレシートが手渡されます

書いてもありますが、このレシートは下車後に改札を通る際に駅員さんに見せる必要があるので、なくさないように持っていましょう。

 

14時半に蒲郡駅到着。

ここはJR東海道本線も通っているので、ここ以降はJRを使います。

とりあえずどの頻度で電車が出ているのかを確認。

ひとまず10~20分間隔で、豊橋方面の電車が出ているみたいなのでちょっと休憩。

 

というのもまだお昼食べてないんだよね。

そんなわけで駅前のベンチに座り、今朝コンパルで買ったエビフライサンドを取り出す。待ってたぜ、この時をよぉ。

ちらっと箱を見ると賞味期限が15時と書いてあった。

あぶないあぶない。

f:id:resyuta:20220108154729j:plain

いやーわくわくですね。

膝組んでるから足一本しか見えてないけど、箱の大きさを察してくれ。

中々大きいんだ。

f:id:resyuta:20220109161045j:plain

ごかいちょう~

ほうほう3切れのサンドイッチ。

中はどんな感じかな。

f:id:resyuta:20220109161051j:plain

ちょっと取り出してみる

おお、なるほど!

エビがまるまる3本使われていて、上にキャベツとタルタルソース、下に薄い卵の層があるのね。

何よりこの重量感、たまんねぇよなぁ!

しかも何がいいかって、エビ寄せフライタイプじゃなくて、しっかりとしたエビが入っている。感動ものだな。

 

食べた感想は、まず見た目以上にさらにボリューミー。

エビの歯ごたえもしっかりとあって「なんて贅沢なんだ・・・。」と思わずにはいられない一品でした。

味もタルタルソースがおいしくかつ主張が強すぎない。バランス調整完璧ですね。

調べたらカツソースも使われているみたい。

 

これおすすめですが、是非出来立てを食べてもらいたいですね。

今度コンパルにお邪魔したら、出来立てでいただきます。

勿論、冷めてたからおいしくないという訳ではなく、あったかかったらもっとうまいんだろうなぁと感じたからです。

いや、満足した。お値段980円。

 

満足したところで再出発。時刻は15時。

ここからは豊橋を抜けて浜松方面へと進みます。

実はこの日どこで寝泊まりするか全く決めてませんでした。

翌日の行程次第で今日中にやりたいことを変えたかったので、電車の中で最終プランを練る練る。

 

途中浜松を通るので、浜松で下車して餃子食べようかな~とか考えていましたが、別のことを思いついたのでここはスルー。結論として掛川駅で下車しました。

f:id:resyuta:20220108154824j:plain

これは道中見つけたウナちゃんラッピング

掛川駅に着いたのが、16時半前。

やりたいことに間に合うか正直微妙でしたが、ひとまずバスの時刻表を確認する。

17時くらいに出るようなので、しばらく待機。この間に今日の宿を予約。

 

そして17時にバスに乗車して、揺られること10分で下車。

辿り着いた場所がこちら。

f:id:resyuta:20220109160242j:plain

きーみくらー(もう周りが暗い)

日本茶きみくら本店 さん。

はい。こちらは日本茶を使った製品を販売しているお店でもあり、日本茶を使ったスイーツが楽しめるお店でもあります。

 

という訳で本日のメインイベント

お茶の産地として有名な静岡で抹茶パフェを食べよう!

 

1日に2回も抹茶パフェ食べるとかあたまおかしいよ(自画自賛)。

本当は明日来ようと思っていた場所だけど、前倒せるならそうしようとした結果です。

 

こちらのお店はアニメ2期『ゆるキャン△』の登場人物でもあるリンちゃんもスイーツを食べに来たお店。奇しくも謎の聖地巡礼になってしまった。

f:id:resyuta:20220109160318j:plain

ゆるキャン△登場キャラの斉藤恵那ちゃんがお出迎え。

そこはリンちゃんじゃないのか・・・。

 

「間に合うかを気にしていた」と言うのは、お店のLOが17時半なのでそれまでにつけるかどうかだったという話です。

ちなみにこちらのお店、来店予約がLINEから可能なため、自分の行程や待ち時間に合わせて他のことに時間を使うことが可能になっています。

訪れる際は是非使ってみてください。(まぁ主に車での来店予定者じゃないと有効には使えなさそうだけど…。)

今回は閉店間際と言うのもあって、到着した際は待たずに席に案内されました。

f:id:resyuta:20220109160343j:plain

店内は落ち着いた雰囲気

席に案内された後一応メニューに目を通すが注文するものは決まっている。

メニューにある静岡抹茶パフェを注文。

こちらも10分ほどして、ご到来。

f:id:resyuta:20220109160603j:plain

おお、もう・・・。

これは重い一撃をもらった気分。

この零れ落ちそうに配置されたケーキよ。

写真からはわかりませんが、濃さの異なる抹茶のアイスが2種類あり、真ん中の豆系フレークの下には生クリームとあんこを挟み、抹茶のお団子が控えています。

濃い抹茶ソースも付属していて、全体から「さあ!抹茶を楽しみな!」と言わんばかりの”圧”を感じます。

これは全身全霊で挑むしかあるまい。

いただきます。

 

ちなみにセットで提供されるお茶は3種類の中から選択でき、今回は一番人気の『きみくらの庵』をチョイス。

f:id:resyuta:20220109161225j:plain

お茶はセットでここから選べる

まず、ケーキ。
生地がぎゅっと詰まっていて、食べ応えもさることながら、その分厚さに相応しい抹茶の味が堪らない。

フレークにも抹茶のパウダーがかけられており、行きつく暇もない。

今まで抹茶の求肥などはありましたが、お団子としてパフェに入っているものを見たことがなかったので新鮮で楽し美味しかったです。

また、抹茶感がもの足りないと感じたら抹茶ソースで”追い抹茶”をかけ、濃厚さをさらに重ね掛けでき、もうパーフェクト。満足以上の言葉が見つからない。

語彙力を鍛えなおさないと・・・。

 

余談ですが、あんこは割としっかりつぶつぶが感じられるタイプでした。

苦手な人がたまにいるので、ご報告まで。

 

セットのきみくらの庵もいい渋みがあって、温かいお茶と言うのも相まってかなり落ちつきました。写ってませんが、お湯の入ったポッドが提供されて、好きにお茶を煎じることができます。

3杯以上は飲んだ気がする。それくらいうまかった。

ごちそうさまでした。

ティラミスなんかもおいしいらしいので、次はそっちを頼むのもいいかもしれない。

 

ここまでのアクセス方法ですが、掛川駅からは「静鉄ジャストライン」という会社が運営しているバスを使います。まぁ、普通のバスです。

掛川大東浜岡線という路線の板沢というバス停で下車します。

掛川駅から向かう場合、北口にあるバス乗り場を利用します。

1~6までのりばがありますが、そのうち「3番乗り場」からきみくらのある板沢バス停へ向かうことができます。

南口にもバス停があるので間違えないように注意。

f:id:resyuta:20220113143749p:plain

図は掛川市のホームページ内から参照

引用元ページリンク→掛川市内主要バスのりば案内・路線図 - 掛川市

 

さて、帰りもバスで・・・と行きたいところですが、流石に今日の摂取カロリーと糖分が気になりすぎる。

今更だろ。

食った割に消費できてないのでここは少しでも(気持ち的に)解決を図るために掛川駅まで歩きます。歩くと30分かからないくらい。

 

明るいうちなら問題ないですが、きみくらから駅に向かう道中の半分はほぼ真っ暗な道を進みました。明かりがあることにはありますが、足元がまるで分らないレベルなので、スマホのライトを点けないと怖すぎる。どうにもならん。

 

歩く人間想定してないだろうし仕方ないね。

 

駅に着いた後はホテルにチェックインして、ダラダラとローカルTV見て、コンビニで晩御飯買って、就寝。

ホテル泊ったら、ついついその地区のローカル番組見ちゃうよね。

おかげで周りの飲食店全部閉まってたわ。

 

翌日は、掛川の観光をする所からスタート。

 

後編は近いうちに。

続きを読む

鉄道日本一周-<九州編>⑤ 長崎(長崎市内・佐世保)

最近、周りの知り合いに恋人がいる人が増え始めたんですが、

「すごいぞ」「尊敬する」「俺は無理だから、俺の分まで頑張ってくれ」

という感想が一番初めに来るようになりました。

 

こんにちは、しゅー太です。

1人で過ごす前提の思考が染みつきすぎちまったんだ。

このままひっそりといきます。

 

意外とやる気が出たので、自分にしては前回から早めの投稿。

えらいぞ~。

 

内容は長崎メイン回。

中学生の修学旅行の時、中華街で肉まん食べたり、めがね橋見たり、カステラ買ったりしたのが懐かしい。

 

[4日目:2018年3月9日(金)]

元々立てていた本日の予定・・・は、昨日の暴風雨によって崩壊。

とは言え、元々予定していたイベントが午前。午後には佐世保バーガーを食べに佐世保へGOする計画だったので、実は大して影響はないのです。

長崎に追加一泊は影響大だけど。さよなら唐津

午前中は何か別のことをすればいい。

のだが、流石に直前で組み込めそうなものを用意していたわけではないので、朝の宿で少しだらっとしてやりたいことを探す。

 

飯系は朝早くてやってない+食べられる頃には佐世保へ行ってる。

後、食べると佐世保バーガーお腹に入らなくなるかもしれない情けない体なので一旦パス。

せっかくなら長崎の王道を攻めるかあ、と思考放棄気味に選ばれたのは、聞いたことだけならあるはずグラバー園

中学の修学旅行で長崎を訪れた際にグラバー園も行っているが、もう10年近く前だしもう一度行くのもありだな、ということで決定。もう覚えてないしね。

 

グラバー園について。

日米修好通商条約(1858年)に始まる安政の五か国条約により長崎・横浜・函館の3つの港が1859年に貿易のために開港し、本格的に貿易が開始されました。

当時はイギリスが主な貿易相手で、日本は生糸・茶などを輸出し、毛・綿織物や武器などを輸入していました。

日米修好通商条約が思い出せない??

ほらあれだよあれ。領事裁判権が認められて外から来た人の犯罪を日本の法律で裁けなかったり、関税自主権がなくて税率を変えるためには他国の同意が必要になるとかいうやつ。

不平等条約ってやつだ。結んだ相手はアメリカの他にオランダ・イギリス・ロシア・フランス。アオイロフで覚えよう。余談だけどこれより前に結ばれた日米和親条約と同じような条約を結んだ国は上記のフランス以外だよ。大学受験でも出るから覚えておこう。

 

ちなみに、今現在の貿易は基本お互いに同意がないと税率は変えられません

あれ?「関税自主権がない」状態と同じなの?と思うかもしれないが、”お互いに”と言うのがミソのミソ。

関税自主権がない」状態は『片方は相手国の同意が必要だけど、もう片方は勝手に関税率が変えられる』という状態を指します。だから不平等なんですよね。

この不平等条約を撤廃するために後の明治政府がかなりの労力を強いられるのですが、それはまた別のお話。(結論だけ言えば、1911年に関税自主権小村壽太郎と言う方が取り戻しました。)

 

話を戻して、グラバー園について続き。

長崎が開港すると、海外の商人たちが続々とやってきました。

開港当時、各港に外国人居留地が設けられました。

開港以前には外国人の居住は認められていませんでしたが、この居留地内であれば認められるようになりました。そんな長崎を訪れ居住するようになったイギリスの商人のグラバー、オルト、リンガーらの旧邸宅がある土地こそが外国人居留地であり、現在のグラバー園という訳です。

 

彼らの邸宅の特徴は洋風建築でありながら屋根瓦が使用された建物と言う点に他ならないでしょう。これも一種の和洋折衷。

言葉だけ聞くと「洋風に屋根瓦・・・?」と違和感バリバリな感じがしますが、実物を見るとこれが意外にも馴染んでいる。建築家のパフォーマンスの良さが光る。

時の経過も良さに拍車をかけているんでしょうね。

 

グラバー園にはこれら3棟の建物以外にも6棟の建物があります。

上記3棟の建物は建築から150年以上ずっとこの地に建てられている建物です。

残りの6棟は、明治中期ごろに長崎市内に建てられた歴史的洋風建築物を観光目的で移築・復元したものになります。

 

合計9棟の建物によって成り立つこのグラバー園では、当時の空気を感じ異国情緒な雰囲気を堪能できる観光スポットとなっております。

近くに別の観光スポット大浦天主堂もあるので安易な行程埋めにおススメ。

 

グラバー園

www.glover-garden.jp

2021年12月現在の料金は、大人620円。

f:id:resyuta:20211126003030p:plain

アクセス方法について。ホームページから引用。

別口からアクセスするなら臨機応変に。

で、当時の話になってしまうんですが、乗り換えをする際に現金で乗車した場合、『乗換え券』というのをもらう必要がありました。これがないと、乗り換えた先の電車でも料金を支払う必要があったんですね。(IC系カードなら気にしなくていい)

 

でで、この『乗換え券』、2021年の3月に終了してます。

何を気を付けてほしいかと言うと、現金で清算すると強制的に乗り換えた先の電車でも別途乗車料金の清算を行う必要が生まれます。

なので、今後乗車される際は、IC系カードを利用することをお勧めします。

 

グラバー園駅からは歩いて5分から10分。

駅からの道は混雑しやすいから、余裕を見た方がいいかも。

 

そして、ここからはいつもの写真垂れ流し。

f:id:resyuta:20211121212658j:plain

入場してすぐ、エスカレーターや長い長い歩く歩道を乗り継ぐ。

f:id:resyuta:20211121212809j:plain

えらく雑に展示されてる錨。

f:id:resyuta:20211125235314j:plain

なんとなく看板拡大

f:id:resyuta:20211121212429j:plain

旧三菱第2ドックハウス。乗組員が宿泊していた施設。

f:id:resyuta:20211121212459j:plain

旧オルト邸宅

f:id:resyuta:20211121212518j:plain

ちょっとでもエモく撮ろうとして失敗した成れの果て。

各建築物は中に入ることができます。

中は、資料館のようになっており、建物の様相を見るだけでなく、当時の歴史や利用していた人たちがどんな人物だったのかを知ることができます。

ためになるね。

f:id:resyuta:20211121212535j:plain

レンガの釜戸。これが一番この場所を象徴しているような気がした。

f:id:resyuta:20211121212554j:plain

旧グラバー邸宅。平べったいね。

f:id:resyuta:20211121212610j:plain

別アングル。円形を組み合わせたような建物。

f:id:resyuta:20211121212915j:plain

はーと♡

園内には3つハートのタイルが配置されていて、『触れると恋が叶って、2つ見つけるといいことがある』と言われているらしいです。

僕は興味なかったので1つだけ見つけて、触りすらしませんでした。

 

嘘です。めっちゃ探しましたが自力では見つけられませんでした。

 

一応、園内パンフにざっくりとした場所が書いてあるので、見つけたい人はそちらを確認しながら探すといいと思います。

3つ目は地面に埋まっておらず、園内にあるガーデンショップというお土産屋にあるテラスの壁にパネルとして掛かっているみたいです。

わかるかこんなの。

 

というかこれ書いてて思ったの。

建物の写真全然撮ってないし、なんなら旧リンガー邸宅の写真もないのもこの記事作ってる中で気が付いて笑いまくってる。

何にも考えずに観光してるのが手に取るようにわかるわかる。

続きは君の目で確かめてみよう!ってやるしかないじゃん。

まぁ観光してるときなんて今でもそんなブログのこと考えて写真撮ってないし、これから同じこと起こりそう。

 

さて。

ゆっくり見て回っても1時間はいらないかなぁって感じの場所です。

ハート探したり、めっちゃ細かい所まで見たらもうちょい時間かかるかも。

 

まぁ、手軽に楽しめるいい観光スポットだと思います。

時間を圧迫しないのは〇。

f:id:resyuta:20211126001504j:plain

園内にいたハト。ふっくらしてるのかわよ。

ついでに大浦天主堂周りも観光。

f:id:resyuta:20211128160037j:plain

あ・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

 

 

f:id:resyuta:20211128160311j:plain

どおおおしてだよおおおおおおおああああああ!!!!!!

この頃はどこへ行っても、な ぜ か 観光先が改修工事を行っているバグがあったんですよ。

悲しい。
あと今更だけど、当時は安いコンデジだけ持って行ってたので、なんと薄暗い空間では完全に役に立たないんですね。つまりはそういう写真はないです。

 

一応工事中でも、中を見学することはできたので、ヨシ!

f:id:resyuta:20211128160730j:plain

ヨハネ・パウロ二世の銅像と十字架

うーん。この「なんとなく写真に収めておくか」感。

 

大浦天主堂自体そんなボリュームのある場所ではないので、すぐ見終えることができます。

近くにキリシタン博物館もあるので、より時間を使いたいという方はこちらも利用されるといいかと思います。リンク貼っときます。

nagasaki-oura-church.jp

 

一通り見終わって、時刻は11:30頃。

そろそろお昼時なのでいい頃合い。

ここから、また路面電車を使って長崎駅まで出てそこから佐世保駅まで出る訳なんですが、佐世保って意外と遠いんですよ。

快速使って、1時間40分~2時間ほど。

始めて調べたとき「こんな離れてるのか・・・。」と驚かされました。

地理感覚狂う。

今は慣れたけど。4時間かからなきゃ余裕ですよ。経験が違う。

 

12時前のシーサイドライナーとかいうかっこいい名前がついた快速に乗って佐世保を目指す。

到着した時刻は14時過ぎなので、お昼を食べるにはちょっと遅いかなといった時間。

お腹ペコペコマンなので、さっさと佐世保バーガーが食べられるお店を目指す。

今回訪れたお店は、BigManさん。その上京町本店です。

www.sasebo-bigman.jp

このお店を選んだ理由は、当時他のお店と見比べて個人的に一番おいしそうに見えたから(だと思います)です。

BigManは県内に4店舗存在し、佐世保駅から一番近い店舗が上京町本店になります。

 

佐世保駅からは歩いて10分くらいです。

f:id:resyuta:20211128175030j:plain

お店の外観。

ちょっとした商店街を外れてすぐの所にありました。

お店の前に立っているマスコットは「佐世保バーガーボーイ」。

やなせたかし先生作です。

 

見てわかる通り、そこそこ人が並んでいて注文まで15分程並びました。

その間に何を注文するかを検討する。

セットメニューはないので単品注文です

店内はそこまで大きくないです。

机といすはありますが、4組入れたらいいかな程度でした。

f:id:resyuta:20211128172840j:plain

いつもの。へたっぴお食事撮影。
おいしく撮るコツを教えてください。

注文したメニューは、

・元祖ベーコンエッグバーガー

・フレンチフライト

・レモンスカッシュ

にしました!

やっぱ初めて訪れたお店なら人気ナンバーワンのバーガーにしないとね。

ちなみに、BigManベーコンエッグバーガー発祥の店らしいです。

注文したら店内の席で運ばれてくるのを待ちます。

 

佐世保旧日本海軍の拠点だった場所でもあり、戦後にアメリカ海軍基地が置かれた場所でもあります。

佐世保バーガーの成り立ちは、そんなアメリカ海軍基地からレシピを直接聞いたのがはじまりとされています。

佐世保は『ハンバーガー伝来の地』ともされているみたいですね。

 

佐世保バーガーの特徴は、

手作り

注文されてから作る

という点です。なので、よく「佐世保バーガーと言えば、あの旨そうなベーコンだよね!」みたいなのはちょっと違って、上記の条件を満たすハンバーガーを指す総称なんですね。

 

ちなみに僕が注文した料理も出来立てほやほやなので、めっちゃ熱かったんですよ。

写真からは全く感じ取れないんですけど。

 

食べた感想は、まず縦に大きいから顎外れるかと思いました。本当。

元々顎の関節域が小さいんで、大変でした。

あと上にも書いたけど熱い熱い熱い!

けどねぇ、やっぱうまいんですわ

肉がジューシーで、燻製特有のあの旨味が嚙んだ瞬間口の中に溢れてくるんですよ

パティもこの肉に合うよう手が加えられていて、まさにベストマッチな関係。

ゆっくり堪能してたつもりだったんですけど、気が付いたらなくなっていました。

意外とペロッといけます。

 

佐世保市には『佐世保バーガー認定制度』があり、佐世保市が公認している『佐世保バーガー認定店』があります。

その認められた証が店の前における佐世保バーガーボーイの看板なんですって。

 

以下の公式サイトから佐世保バーガーを提供しているお店の一覧を確認できるので、

佐世保へお出かけになる前に、訪れてみたいお店を探してみてはいかがでしょう?

沢山あるので迷っちゃうね。

胃袋を四次元ポケットにできたら食べ歩きしたいわ。

www.sasebo99.com

 

さて、ごちそうさまをした後は、来た道とは違った道を通って佐世保駅を目指す。

来た時は”北口”側を出てきたので、反対側の”みなと口”側に向かう。

 

旅先で、なんてことない街並みを眺めながら歩くの好きなんですけど、わかってくれる人結構いそう。

ちょっと遠回りしたので、15分くらいかけて到着。

f:id:resyuta:20211128190702j:plain

f:id:resyuta:20211128190816j:plain

”みなと口”はまんま港がある側と言う感じですかね。

近くに海上自衛隊の船が一隻停泊していました。

 

遠くの方を見ると他にも船が泊っているような場所(調べたら海上自衛隊の訓練場だった)もあったのでできるだけ近寄って見てみたかったですが、場所も場所だし、ちょっと距離もあったので諦めました。

そもそもそんな見れる距離まで近づけないのに気付いてなかったから、無能晒さずに済んだな。

 

このあとちょっとだけぶらぶらして再び長崎駅へ戻る。

また2時間かけて。

 

長崎駅についたのが、だいたい17時半くらい。

この日は追加の一泊を決めたのが直前だったのもあって、特に宿は取ってなかったですね。

なので(昨日しっかり休めたので)懲りずにネカフェにイン。

18時からナイトパックで入れるところがあったので、ネカフェの近くで適当に時間を潰して入店。

ただ、あまりに早くに入りすぎたので、眠くなるまで漫画を読み漁って過ごしました。

こういうところで体を休めないから不調をきたすんだ、こいつはいつも。

あと貧乏性なので、お金を払ったらその分はしっかり元を取りたい性分が出てしまう。

もうちょっと街を散策とかしてもよかったかもですね。

 

まぁ翌日以降もまだまだハードスケジュールは続くので、早めにインできたのは間違いではなかったかなと。

 

次の日の予定では、長崎を出て福岡県に入る所までを進めていく感じになります。

 

なるべく早めに書けたらいいなぁ。

長崎観光の最後は、あの”島”へ。

鉄道日本一周-<九州編>④ 佐賀・長崎

この記事書き始めたの9月にだったのにもう10月終わる。

気分屋過ぎる。

緊急事態宣言がいったん解除されたから旅出たいけど流石にまだなぁとなりがち。

ラインが難しいね。

 

こんにちは、しゅー太です。

前回の旅記事から3か月経って俺もどこまで書いたか忘れてる・・・。

熊本で太平燕食べたところまででしたね。

では、翌日朝起きた後のところから。

 

[3日目:2018年3月8日(木) AM7:30]

少し早い時間の熊本駅

こんな時間に駅にいるのは、これから向かう先が少し遠いというのがあります。

 

次の観光先。

その名を吉野ケ里遺跡。

 

中学や高校の日本史で聞いたことあるやつ筆頭の遺跡ですね。

九州一周する際にはぜひ寄りたいと思っていたところ。

行かないわけにはいきません。

 

吉野ケ里遺跡には熊本駅から鳥栖駅での乗り換えを行い、吉野ヶ里公園駅という駅へ向かいます。

時間としては2時間くらいなので到着予定時間は9:30頃。

2時間と少し長い移動になりそうですね。

 

そんな感じで列車に乗車し、ゆったり揺られていましたが、

目的地が近づくにつれて雨脚が増してる・・・。

調べてみるとここから夜にかけてかなり激しくなっていく様子。

駅に到着するぎりぎりまで悩みました。

こんな雨の中、吉野ヶ里遺跡を歩きまわるのか?
正気か?頭大丈夫か?

 

まぁ、こんな旅してる時点でこちとら頭正気じゃないんでね!(大声)

 

つまりはそんな訳で素晴らしい歓迎を受ける中、吉野ヶ里公園駅に到着し躊躇わず下車。

流石に普通の傘を持ち歩きながら旅をしていたわけではないので、折り畳み傘で応戦。

負けたけど。

この時点ではまだましでしたが、当日の午後は長崎で暴風警報が発令されるような気象状況。

察して♡

勝てるわけないだろ。

 

辛い思いをするにも関わらず、寄った理由は二つ。

 

まず、今回を逃すとまず来る機会がなさそうだったこと。

雨だとしても実績は解除しておきたい。

 

もう一つは、本当であれば長崎の観光が終わった後、佐賀の唐津経由で福岡入りしようと考えていました。

唐津くんち唐津のお祭り)の資料館である曳山展示場に行きたかったからですね。

あとイカちゃん食べたかったの。

 

ただこの暴風雨のせいで、明日(3/9)長崎で予定していたイベントがなくなってしまったのですが、「3/10に参加できるなら振り替えるよ」と言われてしまったので、悩んだ末、長崎の滞在予定を元々の1泊から1日追加して2泊にしました。

その1日分のリソースを唐津観光の分から調達することにしたため、佐賀観光を一切しないまま九州一周をするというマヌケを晒してしまいかねなかったので、このタイミングで強引に観光することにしました。

f:id:resyuta:20210903195604j:plain

もうこの時点でどしゃぶりでしたよ

吉野ケ里遺跡

www.yoshinogari.jp

料金は大人460円。

年パスもあるけどどれだけの人が利用してるんだろう。(小声)

 

吉野ヶ里遺跡は、稲作文化が始まった弥生時代の遺跡です。

広さは約36ヘクタール。東京ドーム7.699711個分だよ!わかりにくいね!

東京ディズニーランドが約51ヘクタール(※2021/10/31時点)らしいので、大体東京ディズニーランドの7割くらいの面積って言った方がまだイメージできる人多そう。

 

弥生時代狩りのために移住していたそれまでの生活様式と異なり、定住化が根付くという今の私たちの生活様式の原型が始まった時代でもあります。

弥生時代は約700年もの歴史がありますが、吉野ヶ里遺跡ではその700年分の痕跡がすべて見つかっており、弥生時代がどのように変遷していったかを知ることのできる貴重な資料となっています。

初期には「ムラ」がぽつぽつとでき、次第に「クニ」へと発展します。

 

吉野ヶ里遺跡を代表するのは何といっても国内でも最大規模の環濠集落だという点です。

弥生後期には外濠と内濠の二重の環濠ができ、外濠についてはV字型に深く掘られており、約2.5㎞に亘って敷かれている。

他には、敵の侵入を防ぐために壕の中と外に木柵・土塁や逆茂木を、見張り等の目的で櫓が複数設置されており、防御にとても厚い作りとなっていました。

まさに要塞っすね。

 

さて、ここまで堅牢にするのには理由があり、一般的にや弥生時代は争いの時代と認識されています。

正確には「人間同士の争いが始まった時代」です。

なぜか。理由は「稲作」です。

弥生前の縄文時代は動物を狩る生活が中心でした。

多少縄張り争いがあったとしても、殺し合いまでする理由はありませんでした。

別の場所で狩りをすればいいだけだしね。

 

しかし、「稲作」は違います。

米を作るには大雑把に

水が引ける

稲を育てられる

条件を持つ土地が必要で、どこにでもあるわけではありません。

そして米は収穫後に保管するので一種の財産となります。

またこの頃は今でいうお金の役割も担い始めました。

となると後は簡単で、先に誰かが抑えてしまった土地が欲しかったらどうするか。

「米を制すものが時代を制す」。米をめぐって争いが起きたという訳です。

そのためその土地や財産を守るために環濠などを敷くこととなりました。

過剰ともいえる守りは、当時の混沌さを表しているのかもしれませんね。

 

"閑話休題"

 

吉野ヶ里公園駅からは歩いて10分ほどの距離。
とは言え、この雨の中ではちょっときつめの距離。

道はほぼ一本道なので、迷うことはないと思います。

周りは畑だらけだし余計にね。

 

流石にこの大雨の中でカメラを構えて外観を取る余裕はない。

なので、いきなり施設の中の風景からお届けします。

f:id:resyuta:20210903195725j:plain

路面の濡れ具合から雨量を察しろ

f:id:resyuta:20210911192152j:plain

こんな雨の中でも他の観光客いるんすねぇ

f:id:resyuta:20210911192238j:plain

雨でしっとりしてたけど、降ってなかったら土埃酷かったのだろうか。

f:id:resyuta:20210911192315j:plain

とは言え、ほとんど貸し切りみたいなものでした。

f:id:resyuta:20210911192356j:plain

広さ的には青森の三内丸山遺跡よりは狭い印象。

一通り一周して、大体一時間くらいでした。

寒いし、雨強いしで長居してもいいことないのでここで撤退。

今度は晴れてるときに来たいっすね。・・・いつかな。

 

さて、ゲートから退場して駅に向かおうと思った矢先、なんか左側の視界がおかしい

視界の上半分が見えなくなってる。

園内のトイレに駆け込み鏡で確認してみると、なんと左目のまぶたの上にできものが。

・・・まぁ、大体こういうのって疲労が原因なんですよね。経験則ですけど。

振り返ってみると、九州来てからまともな睡眠環境じゃなかったなぁとかぼんやりとすぐに思い至る理由もあってなんだかんだ冷静でした。

初日はカプセルホテルに泊まったけど、空調が全く息をしてなくて暑い中夜を過ごさなくてはならず、2日目はネカフェ泊のため室内は常時明るい+物音が響くという環境での睡眠という。

おかげで快眠とはいかず、3時間おきに起床を繰り返す日が連続疲労が累積。

結果、体調に反映される結果となりました。

旅してるときは普段より体力とか使ってるんだから、こういうところはしっかりしないとさぁ・・・。

 

一応、今日は元々長崎のちゃんとした宿に泊まる予定なので睡眠の心配はいりません。

が、問題は今日の予定。

事前のチャートではこの後、天草によって観光してから長崎に入る予定でした。

しかし、この体調の変化と何より天候の回復が見込めないこともあり、やむを得ず長崎に直行し、早めに休むことに決めました。

 

吉野ヶ里遺跡から長崎まではおおよそ4時間ほど。

何回か乗り換えなどはありますが、車内では少し眠って体力回復に当てました。

車じゃ移動中こうはいかないから助かる。悪天候の中、運転でさらに神経をすり減らすこともない。

 

そして14時40分ごろに長崎に到着。

f:id:resyuta:20211006194830j:plain

久しぶりの長崎

長崎に来るのは中学の修学旅行の時以来なので、8年ぶりくらいですね。

そんな感傷に浸ったのは一瞬で、もう歩きたくないくらいにはクタクタだったのでさっさと宿に向かいましょう。

雨はもうほとんど降っていませんでしたが、風がめちゃくちゃ強い。

これ以上の負担は望むところではありません。

その前に近くのフードコートによって遅めのお昼。

この状態で飯抜きは無謀すぎると体がアラートを出してた。

 

食べ終わって少し休んだら移動開始。

宿は駅から徒歩10分程度の所にある2階建ての昔ながらのビジネスホテル。

民宿に近かったかも。

16時前にチェックインして速攻で畳にお布団を敷いておやすみ。

次に目が覚めると、時刻はなんと20時を回ってる。

大体4時間くらい寝てたのか。

(長崎来てまだなんもしてねえ。)

 

とりあえず今日中にやらないといけないのが洗濯なので、宿の洗濯機でぐるぐるさせている間にちょっと考える。

と言っても洗濯が終わるのが大体21時頃なのでできることなんてたかが知れている。

そう、晩飯どうすっかなぁ。

明日は佐世保バーガー(!)を食べる予定なので、出来れば今日長崎ちゃんぽんを食べたい。

というかもうこのタイミングしか食べられる時がないかもしれない。

でも起きた時間のせいもあって、提供している有名なお店はもう大体閉店してるっぽい。

なんとかできねぇかなとスマホで検索してると、長崎駅の駅ビルにあるロイヤルホストでは、なんとこの店舗限定でちゃんぽんが食べられるらしい。

ロイヤルホストのちゃんぽん」が食べられるというのもある意味レアだよね。

 

という訳で、再び駅前に移動。

そして迷わずロイヤルホストに入店しちゃんぽんを注文。

普通にうまかったです。

なんでこんな簡潔なのかって?

そう!何故か写真が見つからないのである!

 

写真ちゃんと撮ったはずなのにどこを探しても見つかんねぇ。ほんと何故だ。

ちなみに佐世保バーガーもここでいただけます。

佐世保まで寄る時間ねぇよ。とか、列車の待ち時間でちゃんぽんも佐世保バーガーも食べたい。といった欲望があれば長崎駅ビルのロイヤルホストで満たせるのでぜひどうぞ。

 

この後は腹ごなしに30分くらい駅回りを散策して宿に戻る。

明後日の3/10に振り替えることができたイベントも結局明日の天候次第でどうなるかわからんので、無事開催されることを祈って就寝。

 

次回は翌朝起床したところから。

年内にもう一つ記事かけるといいね。

f:id:resyuta:20211006200733j:plain

散歩してた時に撮った長崎駅の写真。
22時半くらい。こんな写真はあるのにね。

カウンセラーは答えない。

こんにちは、しゅー太です。

 

 

今回はカウンセラーについて、その中でもとりわけ稀によく見る

カウンセリングを受けに行ったのに、アドバイスをしてくれなかった!」という問題について書きたいと思います。

f:id:resyuta:20210721194938p:plain

何のために行ったのかわからなかったら、

そりゃ不満も出ますよね。

 この手の主題はネットでも検索すればそこそこ出てくる内容ですが、色んな理由が出てきます。

ここでは自分が調べてパッと見なかった”1つにはこんな理由があるんだよ”と言うのを紹介・・・というか知ってほしいなと思い記事にしました。

※なので、これが絶対の理由という訳ではないのをご承知おきください。

一応大学では臨床心理学を専攻し、かつてはカウンセラーの(腐った)卵だった自分が、その時に学んだ内容を基にしてます。 

 

 ■カウンセリングに求めるものとは

さて本題に入る前に、少し整理しておきたい言葉があります。

それは”アドバイス”です。

一般には『助言』とされる意味の言葉ですね。

 

冒頭にも挙げた「カウンセラーにアドバイスをしてもらえなかった」という言葉ですが、ここで言う”アドバイス”とは何を指しているのでしょうか。

私気になります。

皆さんにも考えてほしいのですが、皆さんならどういった時に、カウンセリングを受けに行ったり、知人友人にカウンセリングを勧めますか。

 

僕が思うに大体の人は「心がしんどい時」が該当すると思います。

悩み等でストレスが溜まってしまってどうしようもなかったり、それが行き過ぎて鬱になったりとか。

f:id:resyuta:20210722174624j:plain

「まぢ病む」ってやつですね!

では、この状態で私たちが貰いたいアドバイスとは何か。

僕は『状況打開に対する解答(何をしたらいいか等)』だと思っています。

自分でなんとかできているなら、そうしている。できないからカウンセラーを頼っているのです。

話を聞いてもらって楽になるというのは確かにあると思いますが、まさかそれだけと言う人は少ないんじゃないでしょうか。

 

カウンセリングって高いんですよ。1回50分1万円くらい。しかも予約が中々取れない。貴重な機会です。可能な限り有益な内容にしたいですよね。

※ちなみにこの金額設定とか時間制限にも意味があるんですよ。

 

でも文句(あえて文句とします)が出る。出てしまう。

その理由は「カウンセラーが聞いているだけ」だった。正確にはカウンセラー側から能動的な発言(解決策の提示等)がないという場面に直面してしまうことにあります。

 

つまり、クライエント(※)が望んでいるものとカウンセラーが提示するものが異なるこのミスマッチな状態により、クライエントは「カウンセラーが何もしてくれなかった」と感じるわけですね。

※クライエント:カウンセリングを受ける人のこと。

f:id:resyuta:20210721194151j:plain

あなたを職務放棄の罪で訴えます!

覚悟の準備をしておいてください!!

クライエントの期待する対応≠カウンセラーの対応 

 

じゃあ、カウンセラーが対応を変えればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、果たして本当にそれでいいのでしょうか。

 

少し前置きが長くなってしまいましたね。本題に入りたいと思います。 

 

■”アドバイス”がもたらす結果

カウンセリングを少し身近なものに置き換えながら話していきます。

 

突然ですが、皆さんは因数分解を覚えていますか?

初出は義務教育である中学校教育の中で触れる単元なので、ほとんどの方はなんか聞いたことあるわぁと感じるかなと思います。

思い出せない兄貴姉貴、大丈夫。この話を読む上ではぶっちゃけ関係ないから。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、今皆さんは中学生です。

ちょうどこの間の授業で因数分解を習いましたが、どうにも苦手で今日の授業で当てられる所の問題が解けません。

そこであなたは”答え”を教えてもらおうとクラスで頭のいいAさんところに行きました。

 

あなた「A、ちょっといい?『9x^−12x+4』が解けないんだけど、教えてくれない?」

Aさん「あぁ、それは『(3x−2)^』が答えになるよ」

あなた「お!サンキュー!」

 

とまぁこんな具合に目の前の問題を解決したとしましょう。

これで今日の授業はバッチリOKですね。

 

さて、授業後には当たり前のように宿題が出されました。

相変わらず因数分解はよう分らんちんのままです。

さて、あなたはこの後どんな行動を取るでしょうか。

 

結構な確率で、またAさんのお世話になる可能性がありますね。

どうしたらいいのかわからないなら、その答えを知っている人に聞くのが一番簡単で楽ですから。だから、先もAさんに聞いたのです。

という訳で、今回もAさんに”答え”を教えてもらい問題を解決しましたとさ。

 

めでたしめでたし。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

・・・はい。

雑な例え話はここまでにして、なんとなく言いたいことが伝わったでしょうか。

”その時だけの答え”を教えてもらった場合、何が起こるかと言う話です。

結論としては、「別の問題にぶつかったら、また頼ることになる」。

これが今回の話の一番重要な部分になります。

 

■カウンセラーのしたかったこと

カウンセラーは何も嫌がらせで、何も言わないのではないのです。

クライエントと向き合う中で何を大事にしているかというと「困難な状況が発生した際、どう対応すれば本人にとって一番良いか」を見つけてもらうことにあります。

f:id:resyuta:20210723022145j:plain

君ならきっと見付けられる。

君だけの、解決方法を。

 カウンセリングを受けに来た理由が”困難A”であったとして、それを解決できても”困難B”で躓いてまたカウンセリングを受けに来るのでは意味がないのです

カウンセラーだって、願っているのはクライエントがもうクリニックに来院してこないことですから。

 

さて「一番良い」方法は人それぞれ違います。

これをどうやって見つけるのか。

かなりざっくりふんわり砕いて説明しますが、カウンセリングの中にはこういった考え方があります。(本職の人いたら許して。)

"解決方法はクライエントが知っている。"

f:id:resyuta:20210721193715j:plain

ここが知っている。なくすなよ。

は?って感じですよね。

というか、これめっちゃずるくないですか?

僕は初めて聞いた時ずるいと思いました。

だって、わかんないから聞きに来ているのに、「お前はもう知っているんだぜ!」ってカウンセラーは考えているってことですよ。

責任負いたくない言い訳みたいだなって。

 

でも、よく思い返してほしいのですが、たまたま今回は手に余り、カウンセリングを受けたのかもしれません。

しかしながら、今まで生きてきた中で小さかったとしても困難にぶつかり、それを乗り越えてきたあなたがいるはずなのです。

挫折したことがない人とか何不自由ない暮らしをしていた人は知らん。

f:id:resyuta:20210722182157j:plain

でも今回はダメだったよ。

確かに今回はダメだったかもしれません。

でも今までの自分が、困難と向き合ってきた時の行動がここまでのあなたを造っているのです。

その蓄積の中にあなたなりの経験則が眠っていたり、対処法が隠れている。

だからそれを見つけましょう、と。

また、問題に対してあなたの視点が偏ったところで固定されていて、本当は大したことがない(問題の重要度が高い低いではなく、「あなたが向き合う価値はない問題」などと言う意味)ことに気づくかもしれません。

※本当は自分の問題じゃないのに自分の責任とか悩みとして抱えてしまうとか。

 

そういった意味で、カウンセラーとはクライエントにとって一種の鏡になるのです。

f:id:resyuta:20210721193118j:plain

PSYCHO-PASS』1期オススメだから見ろ

(画像は2期)

勿論、全員が全員この方法を取るわけではありませんし、このやり方だけをすることもないと思います。

抗うつ薬を処方するのも一般的ですし、それこそ”アドバイス”を送るカウンセラーもいるでしょう。

その中でも何もしてくれないカウンセラーは、いるとしたら少数派で、実際にはクライエントと一緒になってどうしたらいいのか考えたり、そのための道案内をしてくれているのだと頭の片隅にでも置いておいてもらえたらなと思います。

 

■最後に...

僕がこの記事を通して言いたかったのは、カウンセラーとの向き合い方、ある種のコミュニケーション方法です。

カウンセラーに対する誤解をもたらしたくなかった半分、クライエントになった際どういう面持ちで臨めばよいかの一つの例を知ってほしかった半分の気持ちで記事を書きました。

こういう対応をしてくれるカウンセラーに出会ったら、しっかりと”使って”あげましょう。それがお互いのためになります。

 

ここまでお付き合いいただき、また貴重なお時間をいただきありがとうございました。

少しでもカウンセリングがよりよい時間、ひいてはその後の人生がよりよいものになる知識の一欠片にでもなってくれれば幸いです。

 

 

画像で年齢層ばれるやーつ。